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第3章モテテクに込めた「美力自立」への願い

「モテるってつまり、人から大切にされること。
そのために“自分を大切にする術”を授けたい。」

スタッフ一同が「モテ髪」を提供するために日々お客さまと向き合っている。接客を重視するだけあって、サロンは和やかなムード

サロン経営のほか、セミナーもよく開かれています。さらに本を出版したり、女磨きスクール「フクオカ美女大学」を立ち上げたりと、活躍の場を広げていますね。

セミナーに関しては2010年くらいから「モテるテクニックについて話してほしい」という依頼が来るようになり、いまでは全国各地で講演をしています。美容師向けじゃなくて一般の人を対象にしているもので「講師が美容師」というのは珍しかったと思います。最近は美容師向けの依頼も増えていますね。

セミナーや本などさまざまな場に挑戦しているのは、独立する際に立てた目標を実現させるためです。父親を亡くして自分がどんな人生を歩みたいか考えたときに目標にしたのは、「(大悟の)おかげで」と感じてくれる人を増やすこと、もうひとつは「自分の言葉を残す」こと。「大悟のおかげでモテた、変わることができた」と思ってもらえたら嬉しいですよね。そのために、より多くの人に言葉を伝えて影響力をおよぼすには、セミナーや本が有効。目標に向かう道はいくつもあったほうが効率的ですしね。

福岡・東京・大阪と、各地でサロンワークを行うのは大変ですよね。それでもいまもサロンに立ち続けているのはなぜですか。

やっぱり「1対1」でお客さまと向き合うのが好きだからですね。これは効率を考えず、続けていきたいです。

現在は、スタッフの方もたくさん抱えていらっしゃいますね。

ゆくゆくは、僕が不在でもやっていけるようにしていきたいんです。1号店のサロンは、現在営業はしていないけど店自体は残している状態。お店をスタッフに任せられるようになったら、僕はひとりでその1号店に戻れたらなと思っています。

「モテ髪診断」は最初、「自分のキャラじゃなくちゃできないはず!」なんて思っていました。でも東京でTVに出たら何千人もの予約電話が鳴って、そんなこと言ってられない状況に。それでスタッフにも教えたら、できちゃってるんですよね(笑)。なのでスタッフもいまは全員「モテ髪診断」ができるので、お店を任せる準備も進んでいます。

うちのスタッフはみんな経験を積んだフリーランスなので、もともと技術はあります。だから僕は診断法と、マインドしか教えていません。スタッフによく注意するのは「それじゃ普通の美容師じゃん」ということ。僕たちの最終目標は、「モテさせること」です。モテるためにはまず、お客さまをその気にさせなくてはなりません。自分自身がモテそうだ、いい女だと思えたら、その通りになりますから。だから、「魔法をかける接客をしよう」と話しています。

さまざまなことに挑戦されてきましたが、今後は?

ぶっちゃけ、あまり先々の計画はしていないんですよ。ただ、「女の子の朝を変えたい」という目標はあります。僕はアイロンスタイリングを教える「日本美人髪協会」というのを主宰しています。これは、美容師ではない一般の人を対象にした講座。通常コースでは自分のスタイリング用にテクニックを学べるのはもちろん、養成講座を修了するとアイロンスタイリングを広める「美人髪コンサルタント」になることもできます。僕も養成講座の講師を務めていますが、これは報酬をもらわずにやっている活動です。

なんで僕がヘアスタイリング技術を一般の人にも広めたいかというと、自分を大切にしてほしいから。モテるって、要は「人から大切にされること」だと思うんです。そのためにはまず、自分を大切にしてほしい。ヘアスタイリングとは、自分の特性を知ってそれを活かし、自信をつけること。つまり自分を大切にすることであり、その手段として「アイロンスタイリング」を教えたいんですよ。

サロンに行った日だけでなく、日常でも髪に自信が持てますね。

朝、ヘアスタイルが決まるとテンションが上がりますよね。だからスタイリング技術を広めて「女の子の朝を変えたい」。プロ任せじゃなく、自分でできたら毎朝が変わるでしょう。そうやって自分で自分を変えていける「美力自立」を僕は目指しています。ヘアやメイク、マナーなどを学んで女磨きをするスクール「フクオカ美女大学」もその手段のひとつです。

僕は女性が「美力自立」できるようにお手伝いする。そして男は女性の影響を受けますから、自立した女性が、世の中の男を変えていってほしいと思っているんです。

  • 2017年3月に出版した『84.7%の女性をモテさせた僕が密室でこっそり教えていたこと』。「担当したお客さまの8割強からモテたと報告される」と語る“大悟さん流”の人生や恋愛についてのアドバイスが満載。巻末にはアイロンを使ったモテ髪テクニックも披露

  • 独立時に決めた目標をはじめ、大悟さんのお客さまやビジネスに対する心構えをしたためた言葉をサロンにディスプレイ。インタビューで語られたモテ髪への想いも、「モテ髪とは自分にもっと自信がモテる髪」という言葉に凝縮されている

「ぐっちょりーす」「モテるけん、気をつけて!」
TVで見た大悟さんの印象は、言葉を選ばずに言うと…
“チャラい”。(ごめんなさい!)

実際にお会いしても、太陽のように明るい。
けれど、隠そうとしてもあふれてしまう
どこまでもマジメ、どこまでも努力の人でした。

必死に勉強、研究して辿りついた理論のうえに、
大悟さんの「モテ」は成り立っています。

予約開始と同時に一瞬で3カ月先まで予約が埋まり、
現在はキャンセル待ちだけで数千人。
自身を「モテ髪師」と名乗るだけの実力は、この数字が証明しています。

セミナーに向けての準備も念入り。ノートにはマインドマップにくわえて、話すことを一言一句書き出している。冗談が入るところでは、それがウケたとき、ウケなかったときの2パターンのトークを考えているほど几帳面!

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