先輩女性インタビュー100人

サロンで働く女子 
100の生き方

長く活躍しているさまざまな女性スタッフに、どんなキャリアを歩んできたのか、100人にインタビューしていきます。
自分なりの「なりたい私」を見つけてください!

vol.106

時短で店長のママエステティシャン。
仕事と育児を両立する秘訣とは?

全国68店舗で、東洋美容に由来するオリジナルのケアを提供しているエステティックサロン「スリムビューティハウス」。所沢駅前店で店長を務めるのは、2児のママである阿部華子さんです。最初のお子さんを出産したのは4年前。その育休中に第2子の妊娠が判明し、2年半のお休みを経て職場に復帰しました。現在は時短勤務で、お子さんとの時間を大切しながらも責任ある店長の仕事に励む日々。「仕事があるから、子どもにも毎日やさしくいられる」と語る阿部さんに、仕事と育児の両立の工夫と、エステティシャンとしての11年間の歩みを教えていただきました。

Staff Data

阿部華子さん 33歳

エステティシャン。「スリムビューティハウス 所沢駅前店」店長。
エステティシャン歴11年。4歳の男の子と2歳の女の子のママ。
9:30~16:15の時短勤務で、月9日休み。

阿部さんのLife History

★…ターニングポイント

  • 19

    短大で栄養学を専攻。栄養士の道を考えていたところ、「スリムビューティハウスアカデミー」の存在を知る。東洋医学の理論に基づき、内面から人を美しく健康にする仕事に魅力を感じるように。

  • 21

    短大卒業後、「スリムビューティハウスアカデミー」に入学。

  • 22

    「スリムビューティハウスアカデミー」を卒業し、「スリムビューティハウス」に入社。最初の配属店舗に教育部のスタッフがいたため、通常業務の間に指導してもらえることも多く、成長も早かった。

  • 24

    勤務していた店舗でメンバーの変更があり、スタッフは年の離れた先輩2人と自分のみに。忙しい日々が続いたが、協力して乗り越えたことで先輩たちとの絆が深まった。

  • 27

    ★錦糸町店の店長に昇格。個人目標の達成のために、全力を尽くしてきたそれまでの働き方から一変。店舗の目標に向かって、スタッフを巻き込んでいくスタイルに転向する。慣れないマネジメント業務に最初は戸惑ったが、手探りで取り組むうちに、「スタッフの指導方法を考えることがやりがい」と思えるほどになる。

  • 28

    結婚。その後、妊娠が判明。体への負担が少ないフェイシャルなどを中心に担当しながら、妊娠中もフルタイム勤務を続ける。

  • 29

    第1子を出産。育休中に第2子の妊娠がわかり、育休を延長してそのまま産休に入る。

  • 30

    第2子を出産。

  • 31

    2人の子どもが保育園に入園したタイミングで復帰。正社員のまま、1日6時間の時短勤務に変更する。

  • 32

    勤めていた所沢駅前店にて体制の変更があり、新しく店長に任命される。

  • 33歳~

    これからママになるスタッフのためにも、出産後も働きやすい環境を現場から作っていくことが目標。課題を見つけたら、積極的に会社へ相談することを心がけている。

  • 店のスタッフが集まる食事会での1枚

阿部さんへのインタビュー

新人時代には、お客さまの信頼を得られるように、技術だけでなく立ち居振る舞いにも気を配っていたという

Q. 店長になった当初は、管理職という立場に不安もあったとか。どうやって克服しましたか?

A. 上司や他店舗の店長に相談しながら、とりあえずやってみる。その繰り返しが成果を生みました。

 個人目標に向けて努力するのが好きなタイプだったので、店のスタッフをまとめていくことが自分にできるのか、最初は不安でした。マネジメントに関して悩んだ時には、上司に相談するのはもちろんのこと、他店舗の店長に教えを仰ぐことも。ヘルプで入る近隣店舗や以前に勤務していた店舗など、つながりのある店長は多くいますから。そうして教えてもらったことをヒントに試行錯誤していったら、店舗目標が達成できるようになりました。数字で成果が見えてくると、自分のやってきたことは無駄ではなかったんだと実感できるように。今ではスタッフ一人ひとりに合った指導方法を考えることが、やりがいになっています。
 自分たちが育った時代は、厳しい指導も愛情のひとつでしたが、今はそうもいきませんね。若いスタッフには、改善すべき点を指摘するよりも、褒めて伸ばす方が効果があるように感じます。けれどお客さまに失礼がないように、注意すべきところはしっかり伝えていかなくてはいけない。その上手なバランスを今も模索している最中です。

「外で働くことでリフレッシュができて、子どもにもやさしくなれます」と阿部さん

Q. ご長男の育休中に第2子の妊娠が判明。それでも仕事を続けることを選んだ理由は?

A. 出産後も働き続けるのは当たり前のことだと思っていました。

 ふたり目の妊娠判明時もひとり目の時と同様に、特に退職は考えませんでした。会社には「産休・育休制度」がありますし、出産後も働き続けるのは当たり前のことだと思っていたので。ただ、ひとり目の育休満了から3カ月後がふたり目の出産予定日となり、復帰のタイミングには悩みました。そこで人事部に相談をすると、育休を3カ月間延長してくれることに。おかげで第2子の妊娠中は育児と家事に専念することができ、翌年に正社員のまま仕事復帰も叶いました。もしあの時、育休延長ができなかったら、1歳になったばかりの長男を育てながら妊娠中も働いていたかも知れませんね。一社員の相談に耳を傾けてくれる会社の姿勢を、とてもありがたく思っています。

所沢駅前店には阿部さん含めママスタッフが2名と、現在産休中のスタッフも2名在籍する

Q. 店長を務めながら、育児と仕事はどうやって両立されていますか?

A. 情報共有を徹底して退社後はスタッフに任せる。オン・オフの切り替えが大切です。

 近くに住んでいる両親が、育児に協力してくれています。月に1~2回の日曜出勤の時には、子どもたちは私の父母の家へ。急な発熱などで保育園から連絡が来ることも多いのですが、施術中などで私がどうしても対応できない時には、代わりにお迎えに行ってもらうことも。両親のおかげで本当に助かっています。
 店長として気を付けていることは、店のスタッフたちとの情報交換です。自分が退勤した後の時間帯、特に夜に来店されるお客さまにはお目にかかる機会がほとんどないので、遅番スタッフたちとの情報交換が欠かせません。月に2回、全員が集まるミーティングを開催したり、日々の伝達事項を書き込む「伝達ノート」を作るなどして、店内の情報共有を心がけています。退勤後でもトラブルの際は電話をもらうようにしていますが、基本的には自宅で仕事は行いません。スタッフを信頼していますし、家にいる時は、子どもとの時間を大切にしたいと思っているので。オンとオフをしっかり切り替えることが、仕事と育児を両立させるための私なりのポイントです。

若手女性スタッフへ、メッセージをお願いします!

美容業界にも少し前までは、出産で辞める人が大勢いました。でも今は制度も整ってきているので、子育てしながら働くのはそれほど難しいことではないと思います。例えばうちの会社の場合、「育休・産休制度」があって、復帰後は時短勤務も選べます。子どもの行事が夕方に多いことから、「半休制度」もできました。これまでにはなかった制度でも、相談したら実現できることもあるんです。なので、子どもができたからといって仕事をあきらめずに、会社に相談してみるべき。今は世の中全体が柔軟に変わってきているので、意見を言わずにあきらめるのはもったいないですよ。せっかく身に付けた技術ですから、長く磨き続けていってください。

Salon Data

スリムビューティハウス 所沢駅前店

アクセス
西武線所沢駅から徒歩3分
創業年
1980年
店舗数
68店舗
設備
ベッド4台 ※スリムビューティハウス所沢駅前店
スタッフ数
7名 ※スリムビューティハウス所沢駅前店
URL
http://slim.jp/

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