動画で学ぶ 美容サロン経営 知らない間にダメ店長!? ダメ店長を変えた5つの心得とは!?動画で学ぶ 美容サロン経営 知らない間にダメ店長!? ダメ店長を変えた5つの心得とは!?
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「バーバー」人気の理由

今「バーバー」が人気の理由

近頃増えている、従来の理容室とは違う新しいタイプの「バーバー」は、なぜ多くの男性ファンを生んでいるのでしょうか?
ターゲティングやコンセプト、強みなどについて探っていきます。

BAR BER BAR(広島県広島市)

広島で300人集まる”ヒゲフェス”を開催。
大人の男のためのバーバーとは?

2014年、広島市でメンズサロンとしてオープンした「BAR BER BAR」。その成功を支えているのは、代表・磯見裕介さんの論理的な経営にあります。まず経験に基づく仮説を立て、それを実践に移して実証する。手探りではなく、男性客のニーズをとらえ応えていくことで、広島で存在感を発揮するサロンに成長しました。
さらに「大人の男性をかっこよくする」ことをテーマに、ファッションからイベントまで幅広く挑戦し、広島カルチャーの発信源となっている同店。その秘密に迫ります。

男性客のニーズを捉えることで、広島のメンズサロン市場を開拓。

美容室での経験が、メンズサロン開店のきっかけに。

2008年、広島に美容室をオープンした磯見裕介さん。やがて店には男性客も増え始めたが、男性向けのメニューやアイテムが少なく要望に応えきれない葛藤も感じていた。そこで2014年、設備、アイテム、空間などを男性向けに構成したメンズサロン「BAR BER BAR」を開店。ちょうどこのタイミングで、磯見さん自身がプライベートで利用するサロンも、美容室からバーバーに変えた。「自分と同世代の男性に、専用サロンのニーズがあるのではないか」そんな予感から、広島発のメンズサロンをスタートした。

  • 個室への扉はイギリスで実際に使用されていた電車のドア。ストーリー性のあるインテリアが男心をくすぐる

  • 壁紙はフランスから輸入。アンティークのステンドグラス、遊び心のあるランプシェードなど、細部までこだわりが込められている

自分自身をターゲットにすることで、ブレない芯を確立。

想定したターゲットは、自分自身。30代半ば、既婚者、子供あり。バーバーに多くみられるアメリカンカルチャー寄りの”尖ったイメージ”ではなく、スマートな“英国紳士”を想定した。「大人の男のかっこよさとは、自分を知り、それを磨き上げること。だからコンセプトとしては、あくまでも身だしなみ」と磯見さん。「世の男性の8割はサラリーマン。そんな方々が身だしなみを整えるために通えるバーバーを目指しました」

  • 「男性の目的の大半は、モテることと出世すること」とは磯見さんの持論。サロンはその目的を叶えるために男を磨く場所と位置づける

  • 開店当初は広島で「BAR BER」という言葉が定着していなかったことから、あえて店名に冠することで浸透を目指した

想定ターゲットを細かく分析した宣伝、経営の戦略。

あえて女性目線の外観にすることで話題性のアップを狙う。

想定ターゲットは30代半ばに定めたが、オープン1年目の来店者は20代が60%以上。続く2年目に20代と30代が半々となり、現在ようやく当初の想定通り30代がメイン客層となった。「新しいものにはまず、若い世代や女性が目を向けます。上の世代は行きつけがあるので、腰が重い」と分析する磯見さん。そこで考案したのが、女性の好みに合わせたディスプレイや照明などの外観だった。これは通りすがりに外観を見たパートナーの女性からすすめてもらうことで、腰の重い男性を動かすための工夫だ。

  • 現在のメイン客層は30~40代。ほとんどがリピーターで、月間の新規割合は10%ほど。磯見さんはこれを「理想の数字」と考える

  • 女性がまず店構えに目を留めて、パートナーに薦めることが磯見さんの狙い。既婚者を想定しているのもそのため

高水準のヘッドスパ利用率は、細やかな提案から。

ここ「BAR BER BAR」の大きな特徴として、ヘッドスパ利用率の高さが挙げられる。カット+ヘッドスパ9,180円と決して安価ではないが、なんと60%以上のお客さまが注文するという。これは丁寧なカウンセリングやカメラを使った頭皮チェックとともに、全てのお客さまに提案するため。「男性同士ではあまり情報交換もなく、ケアにも無頓着な方がほとんど。しかし必要性をしっかりお伝えすれば興味を持つ方も多い」と磯見さん。ショートコースで15分というクイックな施術時間も、忙しいビジネスマンに好評だという。

  • シャンプーの選び方や毎日のケアなど、大人の男性が得にくい情報も積極的に発信する

  • ヘッドスパは店舗奥の個室にて。ショートコース15分、ロングコースでも25分という施術時間で、忙しい男性客に好評

ヘアカットだけでなく、トータルで男の身だしなみをプロデュース。

パーマや肌のケアについても、積極的に提案する。

男性客の多くが、サロンでのさまざまな要素に対して「興味がないのではなく、選択肢を知らないだけ」と予測する磯見さん。そこで戦略として、提案の種類を増やした。ビジネスシーンでも悪目立ちしないパーマ、シャンプー、スタイリング、肌のケアなど、その内容は多岐にわたる。また店販のポマードを提案する際も、ヘアスタイルや職種だけでなく、お客さまのキャラクターや季節などさまざまな要素を加味。「誤解を恐れずに言うと、お客さまに合うものを教えてあげる、という感覚です」

  • お客さまに合わせた提案をすることで、店販品は全来店者の40%ほどが購入。ポマードが一番の売れ筋

  • 提案に説得力をもたせるために、接客はあえて一定の距離感を保つ。店内に流れるある程度の緊張感が、特別感を演出

ファッションからイベントまで、幅広いジャンルでの挑戦。

毎週月曜には、店舗に靴磨きの職人が常駐。カット中にお客さまの靴を磨き上げるコースも用意する。年に2回、店舗内でオーダースーツの採寸も実施。髪を軸にしつつ、さまざまな身だしなみを提案することで、ライフスタイルをトータルでコーディネートするのだ。さらに整えた身だしなみの発表の場として、「ヒゲフェス」と題した社交イベントもプロデュース。2015年に始まった同イベントは年々規模を拡大し、現在では300名以上が参加する広島カルチャーの発信源となっている。

  • 男のたしなみである靴磨きは、磯見さん自身も興味があって勉強したという。現在は専門の職人が毎週月曜に常駐

  • 「おしゃれをして出かけられる場所を」との思いでスタートした「ヒゲフェス」。お客さま同士の出会いの場ともなっている

マスターインタビュー

礒見裕介さん。1981年生まれ。広島市内の美容専門学校卒業後、市内の美容院での修業を経て2008年に独立。男性客のニーズを受け、2014年に「BAR BER BAR」をオープンする。

Q.スタッフ教育で心がけていることをお教えください。

A.決められた答えがない接客業。マニュアルではなく、考え方、物の見方を伝えることが大切。

お客さまによって求められることはいろいろ。決められたことを教えるのではなく、自分自身で考える力を養うように努めています。そのために、スタッフとともに食、ファッション、イベントなどに関する多くの場所に出かけて、日頃からアンテナを立てさせることを心がけています。

Q.これからの展望を教えてください。

A.広島から世界へ羽ばたくために、いくつかのプランを準備中です。

バーバー業界に限らず、広島には全国レベルの職人がたくさんいます。しかし100万都市である広島の中だけで成り立ってしまい、県外に広まり辛いのも事実。その点を解消し、広島の名をさらに広めるために、外国人観光客の集客拡大をはじめ、さまざまなプランを考えています。テーラーや飲食店を併設する会員制サロンの新設も準備中です。

Salon Data

BAR BER BAR

アクセス
広島電鉄本線立町駅より徒歩5分
創業年
2014年
店舗数
2店舗
設備
セット面3席
スタッフ数
3名
URL
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000303998/

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