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第4章教育ではなく「共育」

「これからの美容師は、
美容師らしくない方が幸せになれる。」

シェアサロンの気になる点として、集客の他に「教育」があります。利用者さんと雇用関係にはないので当然、教育もないですよね。

うちは共に育つ、「共育(きょういく)」という考え方を重視しています。ここには様々なキャリアの人が集まっていて、すると自然に「教えたい側」「教わりたい側」が出てくるんですね。そんな時、自由に使えるバックスペースを使って「自発的に教え・教わる」という形ができています。

これまでは利用者さん同士の自発的なものに任せていたんですが、それを「仕組み化」しようと思っています。せっかくやるなら人をちゃんと募って、セミナー代も講師役の美容師さんの収入になる方がいいですからね。教わるならば、ちゃんと身銭を切るべきだと僕は思うんですよ。その方が、教える側も教わる側も健全です。さっき話したような、不毛な既存のサロン教育よりも。あと「教育面の仕組み化」の他、「新卒採用」も考えています。

「シェアサロンは他のサロンで教育された美容師がいてこそ成り立つ」という考えもあると思うんですが、新卒採用を考えているというのは驚きました。

この春に希望者がいれば、3~4人くらい採用しようかなと。美容学生の間でもシェアサロンは注目されていて、実習生も来たんですよ。新卒を採るメリットとしては、投資的な意味合いですね。美容師は長くできる職業ですから、長いお付き合いになれば将来的にシェアサロンにとっても利益になるでしょう。

雇用体系としては最初から完全歩合は難しいので固定給にして、軌道に乗ってきたら独り立ちしてもらうというように考えています。教育にしても既存のサロンはシャンプー・カット・カラー・パーマと全部できることを重視します。ですが、そんな必要はないと思っているので、独り立ちまでの期間もそんなにかからないと見ています。売れている美容師って、オールマイティーであることよりも「何かに特化した専門家」であることが多いですからね。うちの利用者さんの中にも、ヘッドスパに特化して100万円を売り上げた人がいますし。

自分の得意分野を見つけられたら、いいわけですね。じゃあ、従来のような長期の修業期間は必要ないという考えでしょうか?

僕は「美容師らしくない方が、美容師は幸せになれる」と思っています。美容師の平均年収は280万円とも言われますが、それって従来のやり方が間違っているからだと思うんです。うちの代表の大庭も元々美容師じゃないですし、そういう異業種のいろんなエッセンスを取り入れることが、これからの美容師には必要になると思います。

オオイケさんも、シェアサロンの運営・美容師以外にライターとしても活動されています。シェアサロンで時間が自由になる分、他の活動をしている人は多いんですか。

うちを利用して美容師として働く一方、実家の農業を手伝いに帰っている人もいます。週1回、カレー屋さんを営業している人も!それは、ここで知り合った美容師同士で一緒にやっているんですよ。

  • 「GO TODAY SHAiRE SALON」に所属するオバラさん(写真・赤い服の女性)が、金野拓実さんを誘って実現したカレー屋。既存の飲食店を間借りして期間限定で出店。オバラさんは美容師とともに飲食業への興味も捨てきれず、その夢を実現させた

  • 365日・24時間、休みなく場所を提供しており、お客さまの都合に応じて早朝や深夜の営業も可能。10時~21時の「スポット契約」の場合、別料金で早朝・深夜も利用可能となる

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