20代女子20代女子
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先輩女性インタビュー100人

サロンで働く女子 
100の生き方

長く活躍しているさまざまな女性スタッフに、どんなキャリアを歩んできたのか、100人にインタビューしていきます。
自分なりの「なりたい私」を見つけてください!

vol.114

出産後、里帰りし復帰。
アイデザイナーの今。

東静岡駅から徒歩15分の場所に位置する「AnsIenne(アンジェンヌ)」は、大人の女性のための隠れ家サロン。そこでアイデザイナーとして活躍する森下綾乃さんは、3歳の男の子の育児中で、お腹に6カ月の赤ちゃんもいます。仕事が大好きだという彼女は、第1子の出産後、仕事を続けるために東京から静岡へ帰郷することを選びました。その結果、家族の協力を得て仕事も育児も楽しめるように。「娘の成人式でまつげエクステをつけてあげたい」と語る森下さんに、これまでの歩みを伺いました。

Staff Data

森下綾乃さん 27歳

アイデザイナー。AnsIenne(静岡県静岡市)勤務。
アイデザイナー歴7年。3歳の男の子のママで、現在第2子を妊娠中。
8:45~17:00出勤の正社員。月8日休み。

森下さんのLife History

★…ターニングポイント

  • 18

    幼稚園時代から美容師になる夢を持ち、高校卒業後に上京。都内の美容学校へ入学する。

  • 20

    ★美容学校を卒業し、トータルビューティーサロンに就職。美容師アシスタントとして働く中でアイデザイナーへの興味が芽生え、まつげエクステの勉強を始める。

  • 21

    100人のモデルを施術するなど約3カ月間の研修を経て、アイデザイナーとしてデビュー。

  • 23

    結婚。その後すぐに妊娠が判明する。妊娠中も11:30~22:00の勤務を続けていたが、つわりが重くなり休職し、そのまま退職することに。

  • 24

    第1子を出産。

  • 25

    夫と生後7カ月の長男と共に自身の実家へ戻り、静岡のサロンに入社する。子どもは保育園に預け、週休2日、9:00~17:00のパート勤務をスタート。

  • 26

    「AnsIenne」へ転職。8:45~17:00出勤の正社員になる。
    第2子の妊娠が判明。

  • 27歳~

    現在お腹にいる長女が成人式を迎える時、母である自分の手で流行のまつげエクステを施してあげることが目標。

  • 長男の日向(ひゅうが)くんと、お出かけ先での一枚

  • 「AnsIenne」と姉妹サロン「mamAsIenne」のスタッフ合同で、食事会が催されることも

森下さんへのインタビュー

「アイデザイナーを続けていくことで、結婚式、出産前など、お客さまの人生の節目に立ち会っていけることが楽しい」と森下さん

Q. 美容師からアイデザイナーへの転向には、どんなきっかけがあったのでしょうか?

A. 最初に入社したサロンでまつげエクステを初めて知り、興味が芽生えました。

 私が美容学校で学んでいた頃はつけまつげの全盛期で、まだまつげエクステがメジャーではありませんでした。アイデザイナーという職種があることも知らなかったので、新卒で入社したサロンでアイデザイナーのスタッフさんに出会えたことが大きなターニングポイントになりました。トータルビューティーサロンだったので、美容師のアシスタントをしながらまつげエクステを学ばせてもらえたのも幸運だったと思います。友人やその友だち、SNSで募集したモデルさんなど100人に施術を行って、約3カ月でアイデザイナーデビューを果たしました。
 美容師アシスタントの仕事と比べて、ひとりのお客さまを最初から最後まで担当できるアイデザイナーの仕事は、自分にとても向いていると感じています。マンツーマンでじっくりお客さまと関わりたい、という願望がずっと心の中にあったのかも。仕上げまでひとりで担当することで得られる達成感が、仕事のやりがいになっています。

「転職先は東京にいながらネットで調べました」と森下さん。静岡駅近くで、唯一パート勤務を募集していた大手のサロンに決めた

Q. 出産後、ご実家のある静岡で仕事復帰されたのはなぜですか?

A. 待機児童が多い東京では、復帰のタイミングが読めませんでした。

 つわりが重くなって休職した時、「産後もアイデザイナーとして働きたい」と強く思っていました。当時勤めていたサロンも私が働き続けることに後ろ向きではなかったのですが、ママスタッフさんが勤務した前例がなかったんです。また、東京は待機児童が多いので、産後いつ復帰できるか読めない状況で、私もサロン側も先を約束することができませんでした。
 待機児童の問題は東京にいる限り乗り越えるのが難しいと思い、実家の静岡に帰ることに。私はひとりっ子なので、いずれは実家に入ってほしいと夫にも結婚前から話をしていて、転居に関してはスムーズでした。静岡での就職先を決めてから帰郷してみると、子どもの保育園はすんなり決まり、産後7カ月で仕事復帰が叶いました。今は実家の家族と同居しているので、みんなの協力のもとで育児と仕事が両立できています。保育園から呼び出しがあると私の祖母が迎えに行ってくれますし、土日は夫が子どもを見てくれています。静岡に戻ってきて本当によかったと思っています。

子育ては思い通りにならないことの連続。「こうでなければならない」という固定観念がなくなったという

Q. 母親になって、仕事をする上で変化したことはありますか?

A. 子育てで我慢強さが身について、優しく後輩を指導できるようになりました。

 後輩を指導する時に、以前より優しい対応ができるようになったかもしれません。自分がよいと思って教えても、その通りにはならないことを子育てでたくさん経験して、ちょっとだけ仏の心が身についたような…。子どもに鍛えられて、我慢強くなったんでしょうね。
 後輩指導で心掛けているのは、ただ技術を教えるだけではなく、なぜそうするのかという理由を先に伝えること。理由を知って納得しないと、簡単に忘れてしまうので。私自身、育児において覚えなくてはいけないことがいろいろあって、なぜそうするのかを理解できると、しっかり頭に入れることができました。理由がわかれば他の方法を自分で考えることもできます。なので後輩を指導する際も、まず理由を教えることを大切にしています。

「AnsIenne」と姉妹サロン「mamAsIenne」には、ママスタッフが全7名、妊娠中のスタッフも森下さんの他に1名在籍し、子どもの話をしやすい雰囲気

Q. ママスタッフの多いサロンに勤務していてよかったと思えることは?

A. スタッフ同士で育児のちょっとした相談ができるのが便利です。

 新卒で勤めたサロンも、静岡で最初に就職したサロンにも、子育て中のスタッフはいなかったので、「AnsIenne」に入社して初めてママスタッフ仲間ができました。便利なのは、子育てで困ったことや気になることなど、それほど重大ではないけれど他のママの意見が聞きたい時に、気軽に相談しあえること。「やっぱりそこは手を抜いていいんだ」とか「そういうやり方もあるんだ!」という会話ができて、気持ちが楽になります。ひとりで育児を頑張っていると思うと心が追い詰められてしまうけれど、同じ立場のママたちとこうやって情報交換できる場があればハッピーですよね。

若手女性スタッフへ、メッセージをお願いします!

美容業界で長く働き続けていくためには、まず視野を広く持つこと。自分のライフステージに合わせて、働きやすい職場やぴったりの働き方を探してほしいと思います。妊娠中や産後は、ひとりで頑張ろうとしないように。予め自分の周りに協力してくれる人を見つけておくことも大事です。仲間のスタッフと日頃からよい関係を築いておけば、つわりの時に優しくしてもらえますし、上司にも「いずれ子どもが欲しい」と伝えておけば、いざ妊娠した時に理解してもらいやすくなります。先を読んで、周りを味方につけておくこと。人に協力してもらえないと、仕事と育児の両立は難しいけれど、協力さえあればなんでも上手くいくので!

Salon Data

AnsIenne【アンジェンヌ】

アクセス
JR東静岡駅から徒歩15分
創業年
2018年
店舗数
2店舗
設備
4席
スタッフ数
3名
URL
https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000420039/
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