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ファンを作るサロ友とは

ファンを作る「サロ友」とは?

少子高齢化でお客さまが減る中、リピート客獲得がより重要になっています。
そんな中、「顧客同士のつながり」を生み出すことで「サロンのファン」を作る…「サロ友」についてご紹介していきます。

LA FINESSE(福島県郡山市)

サロン主催のゴルフコンペが生み出す「絆」とは?

JR郡山駅の駅前から続く東部幹線沿いに「LA FINESSE(ラ フィネス)」はあります。周囲は住宅街で、0歳から80代まで、地元で暮らす幅広い年代のお客さまに愛されているヘアサロンです。
そこでお客さま同士の交流を生み出しているのが、サロン主催のゴルフコンペ。6年前に始まったこのイベントは、平日開催ながら毎回多くの参加者で盛り上がるといいます。どんな工夫がなされているのか、取り組みの内容と背景にある想いを、サロンディレクターの遠藤裕介さんに伺いました。

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お客さまを集めたゴルフコンペを開催。

始まりは、ゴルフ好きのお客さまの一言。

オーナー美容師である遠藤久美さんの趣味の1つがゴルフ。お客さまにもゴルフ愛好者が多く、「ゴルフコンペをやってみては?」というお客さまの提案がイベント開催のきっかけになった。2013年11月に初回を企画し、興味がありそうなお客さまへ声がけをしてみたところ、40名もの参加者が集まる結果に。以来、「LA FINESSE」主催のゴルフコンペは年に1回の定期イベントとなり、その後さらに5月と10月の年2回に開催日が増えて、今秋で13回目を迎える。「毎回、ゴルフ場に約10組分の予約を入れて開催しているので、参加人数は40名前後で一定しています。これまでにトラブルや事故は一度もなく、お客さまたちに長らく楽しんでいただいています」と、サロンディレクターの遠藤さん。

平日開催を支えるのは、早期の計画と案内。

お客さまが多く来店する週末や休日はサロンを閉めることができないため、ゴルフコンペは毎回平日に開催される。「いつも2~3カ月前に開催日を決めて、来店されたお客さまへ、その場でご案内をしています。お客さまたちは大まかな開催時期をご存じなので、早めのうちから休みが取れるように仕事を調整してくださっているようです」と遠藤さん。参加希望のお客さまには出欠票付きの案内状を渡し、参加人数や氏名を記入した上でサロンへ返送してもらっている。「1枚の出欠票で4名まで記名できるので、お客さまを筆頭に、そのご家族やご友人などがチームで参加されることが多いですね。サロンのお客さまではない参加者の方もいらっしゃいますが、大歓迎です」。

  • 平日開催ということもあり、仕事の都合で参加できないお客さまもいるため、メンバーには毎回入れ替わりもあるという

  • 年配の参加者が多いゴルフコンペ。遠藤さんいわく、「最近は僕の友人も参加するようになったので、年齢層は広がってきています」

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多彩な景品や飲み会でイベントを盛り上げる。

PRを兼ねて、サロンの商品を景品に。

さまざまなゴルフコンペでプレイされているお客さまから「やるのであれば本格的に」とアドバイスを受け、表彰式のための優勝トロフィーや景品の用意にも余念がない。参加人数を上回る数を取り揃える景品は、お客さまからの持ち寄りの他、サロンの商品も多数。シャンプー、トリートメントをはじめ、ドライヤーやヘアアイロンなどをサロン負担で提供している。「景品でお渡ししてお客さまに使っていただくことが、商品のよさを知っていただくきっかけになります。男性のお客さまの場合、奥さまやお嬢さんが気に入ってくださって、商品を買うために来店されることも。販売促進も兼ねての、持ち出し対応です」と遠藤さん。

参加者の交流を深める、イベント終了後の「反省会」。

毎回、表彰式を終え一時解散した後には、居酒屋へ移動して「反省会」という名の飲み会が催される。参加率は5割を超え、ゴルフコンペに来られなかったお客さまが、反省会にだけ出席することもしばしば。そこで早速「次回はいつの開催になる?」という話になるほど、ゴルフコンペを楽しみにしているお客さまは多いという。「うちのイベントがきっかけで、ゴルフ仲間になったというお客さまは複数いらっしゃいます。一方のお客さまが車屋さんで、もう一方のお客さまがそこに車を預けるようになったという話も。お客さま同士の交流を生み出せていることを、嬉しく思っています」と遠藤さんは微笑む。

  • お客さまからも景品提供があり、表彰式の準備台には、参加賞から一等賞までさまざまな景品がずらりと並ぶ

  • 反省会もこの大所帯。毎回、賑やかな時間が日付の変わる頃まで続くという

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大切にしているのは、地域や家族の「絆」。

地域密着型サロンだからこそ、お客さま同士をつなげたい。

お客さまと一緒に参加したご家族や友人が、新たにサロンのお客様になることもあり、ゴルフコンペには新規客獲得のメリットがある。また、イベントを通して共通の話題が増えることで、お客さまとの距離感がさらに近くなるのも利点だ。しかし遠藤さんたちがそれ以上に重視しているのは、イベントで深まる地域の絆。「例えばいつも参加されているお客さまがゴルフコンペに来られなかった時、あの人はどうしたの?次回は来られるの?と別のお客さまが気遣ってくれたりするんです。そういう絆こそが、僕らの目指しているもの。地域密着型のサロンだからこそ、店とお客さまの絆はもちろん、お客さま同士の絆をつないでいくことも大切にしていきたいです」と遠藤さん。

30代向けのイベントは、家族の絆にも気を配る。

「ゴルフコンペはオーナーがスタートさせたイベントですが、2年前に僕が入社してからは、新たなイベントも開催しています」。そう話す遠藤さんの趣味はアウトドア。バーベキューやキャンプ、猪苗代湖でのジェットスキーなどのイベントを、友人やお客さまたちと6~7名の規模で楽しんでいるという。「お声がけしているのは、僕と同じ30代くらいの男性のお客さまたちです。既婚者の方もいるので、基本的に男性だけのイベントとして開催しています。男女混合だと、参加する方の奥さんやご主人がよい気持ちはしないと思うので。見えない第三者のことも考えながら、みんなが楽しくいられるようにイベントを続けていきたいですね」。今後はさらに体制を整えて、大勢が参加できるイベントに成長させていくことが目標だという。

  • 妊娠中から「LA FINESSE」に通っていた遠藤さんのお客さま。0歳でサロンデビューしたお子さんのカットも、遠藤さんが担当している

  • 「生涯美容師、生涯美容室」をテーマにした店づくりを行っている

サロンディレクターインタビュー

遠藤裕介さん。国際ビューティファッション・製菓大学校を卒業後、原宿の某有名サロンに8年間勤務。2017年に帰郷し、母が経営する「LA FINESSE」のサロンディレクターに就任する

Q.ターゲットにされているのはどんなお客さまですか?

A.髪の毛を大切にしたいすべての世代の方々です。

うちのサロンの正式名称は「ヘアエステティック LA FINESSE」で、髪の毛の美容と健康に対する、繊細な美容技術をウリにしています。髪の毛を大切にしたい方やお手入れに困っている方をターゲットにしているため、0歳から85歳くらいまで、幅広い年代のお客さまに来店していただいています。親子三世代で通ってくださるお客さまが多いのも特徴です。「生涯の美容師」として関わらせていただいていることに、いつも感謝しています。

Q.今後の目標を教えてください。

A.髪の毛はもちろん、心もスッキリできるサロンにしていきたいです。

ヘアサロンって、出かける時にドキドキしますよね。施術を終えてキレイになると嬉しい。そうやって美しくなることが、心のケアにもつながると考えています。僕は話好きなので、施術中もお客さまとたくさんお話しするのですが、そこでお客さまが心に抱えているものを少しでも軽くできればと。「LA FINESSE」に来てスッキリした、と思っていただける店づくりに今後取り組んでいきたいと思います。その先に目指すのは、「秘密にしたいサロン」。先日お客さまに、「お気に入り過ぎて人に教えたくない」と言っていただきました。そこまで思ってくださるお客さまが増えるように頑張っていきたいです。

Salon Data

LA FINESSE【ラ フィネス】

アクセス
JR郡山駅より車で7分
創業年
2007年
店舗数
1店舗
設備
セット面12席
スタッフ数
7名
URL
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000075368/

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