動画で学ぶ!店長が持つべき5つの意識とは 店長の意識改革動画で学ぶ!店長が持つべき5つの意識とは 店長の意識改革
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女性が活躍するサロン100

女性スタッフが辞めない
サロンの秘訣

結婚・出産を経ても女性スタッフが長く活躍している、さまざまなサロンの取り組みや職場づくりを、100サロン紹介していきます。

vol.40有休&ボーナスあり、目指すは平均年収400万円!
まつエク&ネイルサロンで叶える、ママも働きやすい環境とは? 

CREATIVE LAB

広島市中区

2012年に社員3人でまつげエクステサロン「eye+」の1号店をオープン、わずか3年9カ月で従業員60人・5店舗まで急成長している「CREATIVE LAB」。社長の赤井さんは、女性スタッフが辞めずに活躍しつづけられる経営を常に考えています。今年の6月にはママスタッフの子どもを預かる、保育士常駐の託児スペースも開設。当面の目標は「スタッフの平均年収400万円」と語り、それを実現するための道筋を着々と進めています。「経営は想いで動いて数字で語れ」と常に自分に言い聞かせているそうです。

1取り組み

ママスタッフには出産お祝い金や育児手当を支給。

どんな取り組み?

 まつげエクステとネイル中心の「CREATIVE LAB」。店舗勤務はすべて女性で、現在全60人のスタッフ中、ママが5人、産休中が2人、これから産休に入るスタッフが2人と、今後ママがますます増えていく。出産お祝い金は、産休や育休から復帰する際に約1万〜3万円(キャリアによって異なる)、育児手当は子どもを育てているスタッフに月々3,000〜5,000円支給する手当だ(2016年7月より)。

なぜそうした? メリットは?

 社長の赤井さんは採用する際、「その人の一生に責任をもちたいと思えるかどうか」で合否を決めている。覚悟をもって採用したスタッフだからこそ、子どもを理由に辞めないでもらいたいと願っている。「いずれの手当も決して高額ではありませんが、『子育てしながら働いてくれてありがとう』という会社の気持ちとして支給しています」(赤井さん)。ママスタッフにとっては続けるモチベーションになり、妊娠・出産が理由で退職したスタッフは今までにひとりもいないそうだ。

「スタッフのほとんどが女性ですから、女性目線の経営にするのは当然です」と赤井さん

「スタッフのほとんどが女性ですから、女性目線の経営にするのは当然です」と赤井さん

2取り組み

ママスタッフのための事業所内託児スペースを開設。

どんな取り組み?

 「CREATIVE LAB」は今年の6月に、ママスタッフが子どもを預けることができる、保育士常駐の託児スペース「peekaboo(ピーカブー)」を開設する。「peekaboo」は「子育てママのワークスペース」という新事業としても位置づけられている。施設の半分が託児スペース、半分は大手企業から委託を受けた業務(Webサイトのライティングなど)のワークスペースとして利用。「CREATIVE LABグループ」で働くママたちが託児スペースに子どもを預け、安心して働ける場となる。さらには、「日本の待機児童問題や一億総活躍社会の実現にも貢献できると自負しています」(赤井さん)。

背景とメリットは?

 「これから産休に入るスタッフを入れると、来年にはママスタッフは10人近くになります。彼女たちの負担を減らすために保育サポートの充実が会社の課題でした」(赤井さん)。しかし、事業所内託児スペースをつくる場合、保育士の雇用や託児スペースの賃料などの運営費はすべて会社の持ち出しとなり、長期的に大きな赤字が予測された。そこで託児を事業化できるか検討し、東京の大手企業と手を結び仕事を委託してもらうことで、利益を出しながら託児施設を運営できる見通しを立てたという。

「peekaboo」の完成予想図。現在工事が着々と進んでいる

「peekaboo」の完成予想図。現在工事が着々と進んでいる

「peekaboo」の代表を務めるのは 「CREATIVE LAB」取締役の小村佳子さん。

「peekaboo」の代表を務めるのは 「CREATIVE LAB」取締役の小村佳子さん。

3取り組み

正社員で、個々の事情に合わせた勤務形態ができる。

どんな取り組み?

 育児中は個々の事情に合わせて、フレキシブルに勤務時間を決められるようにし、時短勤務でも正社員としての雇用は保証している。また、全スタッフを早番・遅番制のシフト制にして、労働時間を適正に調整。保育園の送り迎えなどで閉店時間より早く帰るスタッフも、フルタイムと同様になる仕組みにしている。

背景とメリットは?

 赤井さんの思いは「どうしたらスタッフが安心して働けるか」ということだ。「美容の仕事はお客さまへのサービスが中心です。スタッフが自分のことに不安や不満があるとサービスに集中できなくなります」(赤井さん)。サロンは一般企業に比べて営業時間が長く、開店から閉店まで勤務することがフルタイムと思われがちだが、法定の労働時間と照らし合わせれば、早番・遅番のシフトにすることが当然という考え方だ。当たり前のことを着実に実行することで、スタッフが働きやすい環境づくりを進化させている。

共働きやシングルマザー、独身者と、スタッフの事情は人それぞれ。どんな人でも働きやすい勤務形態を提供している

共働きやシングルマザー、独身者と、スタッフの事情は人それぞれ。どんな人でも働きやすい勤務形態を提供している

4取り組み

ズバリ!「平均年収400万円」を目指し、新たな事業や職種を展開。

どんな取り組み?

 「CREATIVE LAB」では「取り組み2」の「子育てママのワークスペース」以外にも、フランチャイズ事業やオリジナルのまつげエクステ商材を製造・販売する事業、スクールなど、サロンワークを超えた新事業を展開している。施術スタッフの中から新事業に適した能力をもったスタッフを登用することで、新たなキャリア形成の受け皿にもなっている。

なぜそうしている? メリットは?

 「目標はスタッフの平均年収を400万円にすること。日本の女性の平均が300万円弱、男性も含めた全年齢の平均が400万円くらい。400万円あれば独身者でもしっかり生活ができ、シングルマザーでも子どもを養っていけるはずです。共働きなら余裕のある生活ができますね」と赤井さんは語る。その目標のためには、客単価や時間に限界があるまつげエクステやネイルだけでは到底難しい。マネジメントに昇格・昇給させるだけでなく、利益率のよい新事業を展開しているのだ。スタッフにとってもキャリア展開の選択肢が広がり、将来を見据えてキャリアアップが図れるという。

まつげエクステスタッフとして技術やサービスを高めるだけでなく、さまざまなキャリアが用意されていることも、急成長の秘訣だ

まつげエクステスタッフとして技術やサービスを高めるだけでなく、さまざまなキャリアが用意されていることも、急成長の秘訣だ

社長インタビュー

社長の赤井友昭さん。経営者として7年を迎え、ご自身のさらなる成長のため、来年には国立大学院への受験も決めているそう。 ご自身も1児のパパ

Q. 手当、託児スペース、勤務形態と、ママスタッフにも至れり尽くせりにしたのは?

A. 育児による退職者がひとりでも出る前に手を打ちたかったのです。

 会社を立ち上げたとき、「スタッフは終身雇用したい」という気持ちで始めました。女性中心の業界なので出産・育児というライフステージは必ず来ます。そのときに「子どものせいにして辞める人をひとりでも出す前に環境を整えよう」と思い、できることは片っ端からやってきたという感じです。

Q. そうは言っても、福利厚生を整えるには元手がかかるため、難しくはなかったでしょうか?

A. 確かに簡単ではありませんが、仕組みはいたってシンプルです。

 単純に、売上に対してスタッフの給与・福利厚生費の比率を増やせばいいだけです。社長の給与や接待交際費、家賃や広告費、雑費など削れる項目はいくらでもある。「会社だけが利益を残し、スタッフは低給与、福利厚生も充実していない」では会社としての長期的な成長は見込めません。社会保険は当然で、その他にも8時間労働や有休消化、ボーナス支給を実現し、「一般大手企業と比べても見劣りしない」と思ってもらいたい。そのためにも、想いで動いて数字で語れるようにがんばります。

Salon Data

eye+nico【アイプラスニコ】(CREATIVE LABグループ)

アクセス
広電八丁堀駅から徒歩5分
創業年
2012年
店舗数
5店舗
設備
アイ6室/ネイル3席(eye+nico)
スタッフ数
60名(全店舗)
URL
http://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000246371/
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