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第3章顧客の多さはフリーランスの必須条件か?

「今は自由に働きたくてフリーになる。
がっちり稼ぎたいわけじゃない。」

原宿本店のバックルーム「B-Lounge」は美容師同士のコミュニティスペース。「GO TODAY SHAiRE SALON」を利用していない美容師にも無料開放しており、PC作業や休憩、意見交換など自由に使える

2017年11月に「GO TODAY SHAiRE SALON」の1号店をオープンされましたが、このシェアサロンのビジネスモデルはどのように設計されたのでしょう。

立ち上げに際しては美容室ではなくシェアオフィスを参考にしましたが、細かい点はやりながら考えていこうという気持ちでした。1年経って、ようやく最近手ごたえをつかんだなという感じです。代表の大庭は「もっと美容師が殺到するかと思った」と言っていますが、僕はそこまでは思ってなかったので(笑)。

うちは時間単位で場所を貸す「スポット契約」と、1カ月単位で貸す「月額契約」があるのですが、今はコンスタントに「月額契約」で利用される方が50人くらいいます。

シェアサロンがどんどん増えるなか、こちらは月商が右肩上がりですね。

人集めに苦労するシェアサロンもあるでしょうから、「GO TODAY」というコミュニティがあるのは強みであり、唯一無二といえる点でしょう。特にオープン当初はコミュニティで知り合ったメンバーの利用がとても多かったです。そのおかげか、利用者はフリーランスの美容師でありつつ、同じ空気感を共有できていて。待ち時間に手が空いている美容師がカラーを塗る手伝いをしたり、「お互いさま」と譲り合う雰囲気があります。手伝って早く席が空けば、自分が使うためにも助かりますしね。

あとうちには各サロンに「コミュニティマネージャー」がいるんです。カットを終えてシャンプー台に移動した空部屋に、他の美容師を入れたりといったサロン内の調整をする役割なのですが、この存在があるおかげでスムーズに営業できている面も。コミュニティマネージャーも、元々は利用者さんの一人。まとめ役というか気配りのできる人が自然と出てくるので、そういう人を任命して、報酬を支払ってコミュニティマネージャーになってもらっています。

シェアサロンというのは一般的な店舗と違って、サロンとしての集客活動をするわけではないと思います。すると、元々自分の顧客を抱えている美容師さんでないと難しいですよね。

かつては「自分のお客さんを増やしてから、満を持してフリーランスになる」という感じだったと思いますが、最近はそうではないんですよ。今の若い子は、がっちり稼ぐよりも「自由に働きたい」「好きなお客さんだけを相手にしたい」って考え方をする。だからうちの利用者さんも月の売上でいうと、上は160万円くらいから下は10万円という人までいます。平均すると40万円くらいなので、きっとみなさんの想像より低いでしょう。

それほど集客できなくても、やっていけるんですね。

だいたいサロンに勤めていても、アシスタント時代なら月給が15万円くらいということも珍しくないです。でもうちなら、30人もお客さんが来れば場所代を支払った残りで、それくらいは稼げる。そんなに売り上げる必要が、そもそもないんですよ。それにアシスタントとして勤めるよりも時間の自由はありますしね。

とはいえ集客面は今後、力を入れていきたいとも思っていて。サロンとして集客する仕組みを考えているところです。「ホットペッパービューティー」のシェアサロン版みたいなのを自分たちで立ち上げるとか、方法は検討中です。

  • 個室ブース内にカットクロスなどを収納したワゴンやドライヤーが用意され、自由に利用可能。終了時は各自が清掃をして退出する。有料でカラーやパーマの薬剤も利用できる他、持込もOK

  • サロンに受付はなく、お客さまは担当美容師の出迎えを受けて個室ブースへ。入口のiPadで、担当美容師を呼び出すこともできる。予約は各美容師とやり取りするか、「GO TODAY SHAiRE SALON」のWEBサイトから

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