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40代女性も毛穴ケアのメニュー利用が増加

毛穴ケア利用の注目は40代女性です。利用率は47.0%と、30代や20代より低いのですが、昨年から1年間で10ポイント以上も利用が伸びているのです!

加齢によって毛穴の開き方は、より目立ちやすくなってきます。小鼻だけではなく、頬の周りの毛穴が気になってくる女性も多いのではないでしょうか?

昨年から今年にかけて、さらに40代の毛穴ケアの施術ニーズが高まった理由は何でしょう?

「マスク」生活が影響!?「マスク荒れ」と「ノーメイク」

40代の毛穴ケアのメニュー利用が増えた理由には、コロナ禍の「マスク生活」による、①「マスク荒れ」②「ノーメイク」の影響が大きそうです。
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まずは1つ目の「マスク荒れ」について。マスク着用によって肌が蒸れて、顔の皮脂が増加。マスクの摩擦による肌荒れや、毛穴の悩みが増えているようです。

さらに40代ころから、「肌のたるみ」も毛穴の開きにプラスされてより目立つようになるともいわれています。
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2つ目の「ノーメイク」は、マスク生活でメイクすることが減り、ファンデーションを塗る機会が減っています。

これまでは下地やファンデーションやコンシーラーを塗ることで、隠れて気づかなかった毛穴がより目立ってくるように感じるのかもれません。
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コロナ禍のマスク生活が美容に与える影響は実は結構ありそうです。さらに「プロによる施術」のニーズも増加しています。サロンの介在価値はコロナ禍でより高まっているように思います。

EDITORIAL NOTE

私も自分の毛穴を気にする40代女性のひとりです。

最近では子供の前でもノーメイクで過ごすことが増えていますが、子供に無邪気に「ママのお鼻、なんか違うね。ブツブツなあに?」と言われると結構傷つきます。(ちなみに我が子は、母親の顔の「ホクロ」と「毛穴」がいちばん気になるようです)

そのくらい周りから見たときも、ノーメイクだと毛穴というのは見えているものかもしれませんね。

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎寄稿・連載
    「ビューティ・インサイト」(WWD)、「数字で読む美容トレンド」(BEAUTOPIA)、「美容サロンの経営塾」(国際商業)、「美容トレンド最前線!」(ファッション販売)ほか
    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

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