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店販の「購入予備軍」は5割近く存在!

店販に対する今後の継続購入・今後の購入検討意向(購入経験者・未経験者を含む) は、「購入したい」「購入を検討したい」「良いものがあれば購入を検討したい」を合わせると62.8%です。

一方、実際の「ここ1年間での店販の購入率」は14.6%。つまり「店販購入予備軍」とも言える層が5割近くいることは今後の店販の可能性を示しています。

初心者の店販購入ハードルを下げる!「店販連動メニュー」

(写真)ホットペッパービューティーアカデミー動画セミナー「サロン編/HOT PEPPER Beauty AWARD 2021」

こうした中で「これまで店販購入をしたことがない(初心者)向け」のご提案手段として注目されているのが「店販連動メニュー」。

前回ご紹介した表参道の「Rr SALON AOYAMA」でも『ホットペッパービューティー』で、「ホームケア付/1万6,500円髪質改善」という店販商品を組み込んだクーポンが人気です。

その商品を経験したことのないお客さまに、クーポンやメニューに組み込んで「まずは体感いただく」ことは、最初のハードルを下げるのに役立ちそうです。

こうした「ご提案の仕組化」もあわせることで、利用者層を広げる取り組みは今後も広がっていきそうです。

※Rr SALON AOYAMAの取材記事はこちら
※動画インタビューはこちら

EDITORIAL NOTE

お客さまの「髪質改善意向」は確実に高まっています。サロンがおすすめする、いわば「プロの商品」ともいえる店販への興味も高いことが分かりました。

一方で、「(店販商品を)そもそもよく知らない」「サロンで棚に並んでいるのを見ると、興味はあるけれど…(自分からはいえない)」といったお客さまも、意外と多いように思います。

そうしたお客さまを察し、サロン内での「ちょっとしたお声がけ」も大切でしょう。

ご紹介した調査はこちら

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    調査研究員として、2012年から活動。「美容センサス」をはじめとした、カスタマーの美容サロンに対する利用行動・意識調査や、美容消費の兆しを発信。

    セミナー講演、業界誌・一般誌・TVなど取材多数。(共著『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)ほか)。

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