「外国人風カラー」と、バックショットの流行（2017年頃～）

2017年頃から、SNSを中心に「外国人風カラー」が流行。同年に発売されたプレックス剤（前処理剤）で髪の傷みが少ないハイトーンカラーが可能になったため、抜け感のある軽やかなハイトーンカラーが可能になりました。

SNSではハイトーンカラーの「バックショット」が大流行。#外国人風カラー #ハイトーンカラーのほか、#バレイヤージュ　#ダブルカラー　#ブリーチ　#ミルクティベージュなどハッシュタグをつけたバックショットが投稿にあふれました。

バックショットの投稿は、業界の方（美容師さんやインフルエンサー）だけではなく、「自分の顔を出すのは恥ずかしいけれど…」という一般のお客さまの投稿も背中を押すことに。結果、一大ブームが巻き起こったのです。

ハイトーンカラー例：

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派手髪ブーム（2019年頃～）

そして海外の「レインボーブーム」を受けて、日本でも2019年頃から「レインボーカラー」、人気アニメのキャラクターを模した「鬼滅カラー」が大流行。

2019年のハロウィンが、「鬼滅ブーム」となったのが記憶にある方も多いかもしれません。「ユニコーンカラー」も続き、若年層を中心に派手髪ブームに発展しました。
派手髪 例：

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第4次韓流ブーム（2020年頃～）

2020年になると、韓流ドラマが大流行し、「第4次韓流ブーム」が流行語大賞にノミネートされます。「ヨシンモリ」といった韓国語の「女神」を意味する髪型もブームになりました。

「コロナ禍では、外出機会が制限され韓流ドラマにハマるお客さまも結構いたように思う」といったサロンさまの声も聞かれます。韓国や中国の流行を取り入れたカラーや巻き髪、カットスタイルが増えてきました。

カラーでは、韓流アイドルに影響を受け、赤やピンク、ブルーなど鮮やかなカラーが人気に！

韓国風カラー 例：

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「インナーカラー」の広がり（2020年頃～）

コロナ禍では、仕事や学校もリモートワークになる人が増えました。

インナーカラーは髪の内側の一部をカラーリングする施術です。一般のお客さまが「ハイトーンカラーには興味がある（チャレンジしたい）」「でも目立ちすぎたくはない」を叶えるにはピッタリのカラーでした。コロナ禍で外出が減ったことで、メイクの機会も減り、自己表現が髪にシフトしたとも考えられます。

インナーカラーの程よい「チラ見せ」は、若年層だけではなく、オトナ女性にも広がります。筆者は当時、保育園に子供の送迎をしていましたが、気づけばインナーカラーになっている…といったママさんたちを何人も見かけました。

インナーカラー 例：

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コロナ禍×インナーカラーによって、ハイトーンカラーが「おしゃれの一つの手段」となるお客さまがぐっと増えたのです。次にデータからハイトーンカラーを見ていきましょう。