Z世代はSDGsネイティブ!心をつかむのは「エシカルな美容サロン」!?

最近よく聞く「サステナビリティ(持続可能性)」や「SDGs(Sustainable Development Goals)」という言葉。美容サロンでも取り組みが増えてきています。

お客さまは、美容サロンのサステナビリティをどう捉えているのか?について、先日発表した「美容サロンのサステナビリティに関する利用者の意識調査」で解説しました。

今回は、この調査の中から、「Z世代」がサステナビリティをどう捉え、美容サロンに何を求めているのか?について解説します

(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

Z世代は、SDGsネイティブ!

Z世代は、2021年で言うと、10代後半~20代前半を指すことが多く、SNS時代の消費に大きな影響を与えています。

Z世代はサステナビリティをどう意識しているのでしょう?

まず今回の調査で、「SDGs(Sustainable Development Goals)」に対する認知を聞くと、Z世代(20~24歳)の認知率は約6割。他の世代よりも高い結果に!

Z世代は小さい頃から温暖化による異常気象や自然災害といった環境問題に接しながら育っています。学校教育の中でもSDGsを学び、環境問題を自分たちの将来に関わる大きな課題として「当然のこととして」捉えていると言われます。

これゆえに、Z世代は「SDGsネイティブ」とも呼ばれることも!

Z世代のエシカルな美容サロン利用意向は3人に1人以上

次に、Z世代の「エシカルな消費(※)につながる美容サロン」に対する利用意向を見ていきましょう。(※「エシカル消費」は、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動を指します。)

利用意向は34.4%と3人に1人以上が興味関心を持っており、ここでもZ世代の意向は他の世代と比べて高いことが分かります。

Z世代がエシカル消費を具体的に意識するようになったタイミングは、「ここ1~2年から」が21.7%ともっとも多く、コロナも影響が大きそうです。