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2012/04/01

2011年10月~2011年12月 美容消費係数

■美容消費係数とは

美容分野の消費は、景気の変動や家計にどんな影響を受けるのでしょうか。
総務省の家計調査などから、美容の消費を定点的に観測し、ご報告します。

2011年10月~2011年12月 美容消費係数

上記のグラフは総務省「家計調査」のデータから独自に算出した「美容消費係数」の推移を表したものです。

美容消費係数の算出方法
美容消費係数=理美容サービス・用品費用(「理美容サービス*1」と「理美容用品*2」の合計)の消費支出に対する比率(%)

※美容消費係数は総務省「家計調査」の四半期・総世帯のデータから算出。
※総務省「家計調査」における品目の分類

*1 理美容サービスとは!?
入浴・理容・美容に対するサービスに関するもの(理髪代・パーマネント代・カット代・エステなど)

*2 理美容用品とは!?
衛生・理容・美容に対する商品に関するもの(せっけん・シャンプー・化粧品などの消耗品に加え、ドライヤーやヘアブラシなどの用品も含む)

■2011年10月~2011年12月期 美容消費係数からの発見

上記の期間までの推移で以下の傾向がわかります。

1)1年前の同時期と比べると、プラス0.01ポイントであり、2年前と比べるとプラス0.02ポイントと堅調である。
(2012年10月-12月期2.54ポイント、前年同時期2.53ポイント、前々年同時期2.52ポイント)

2)2011年10-12月期は、10月-12月期で絞ると過去最高の数値をマークしている。

3)2006年以降で、7-9月期から10-12月期にかけて減少傾向なのは、今回を含め6回中4回。数値通り年末は美容消費が落ち込んでいる可能性だけでなく、年末にかけて消費が他の部分で大きくなり、母数が大きくなることが考えられるため、減少傾向に見える可能性もある。

■データから読み取る「美容市場動向」(2011年10~12月期)

家計調査から算出した「美容消費係数」のデータから、2011年10~12月期の美容市場の動向を 判定したものが下記の表となります。

■データから読み取る「美容市場動向」(2011年10~12月期)

2011年10~12月期公的データ美容消費係数は前年同時期と比べて+0,01pt上昇しています。ここから、美容関連の消費は2011年1~3月期、4~6月期、7~9月期に続いて前年に比べ上昇基調であるということが言えます。

独自データの美容センサスより導き出した美容消費係数は、上期が8.2だったのに対し、下期では7.7というスコアになりました。
※公的データは前年同時期と比較しているのに対し、美容センサスの調査は前回調査との比較になります。

美容センサス美容消費係数の算出方法
美容センサス美容消費係数=1年間に美容にかける費用*3 の個人年収に対する比率(%)

※美容センサス美容消費係数はビューティワールド総研の独自調査である「美容センサス」の回答データから算出。調査対象は20代~40代女性。

*3 美容にかける費用とは!?
ヘアサロン、エステサロン、ネイルサロン、アイビューティサロン、リラクゼーションサロンの利用金額、自宅で使用する化粧品の費用

出典 総務省「家計調査」(美容消費係数は「家計調査」を元に、独自に計算したもの)、ビューティワールド総研「美容センサス2011(上期・下期)」

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