脱毛利用者は増えてる?エステ脱毛、医療脱毛、それぞれの利用状況は?

男女ともに「身だしなみ」として捉えられるようになってきた「脱毛」。脱毛する部位もここ数年で広がっています。脱毛サロン、クリニック脱毛(医療脱毛)、セルフ脱毛サロンまで利用ジャンルも広がってきましたところで利用手段は増えたものの利用者は増えているのでしょうか?

今回は、ホットペッパービューティーアカデミーで実施した全国20~49歳の男女2万人の「脱毛市場調査」(2024年12月)より、それぞれの脱毛利用について徹底解説します!

(ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

サロン、クリニックでの脱毛経験は?

出典:ホットペッパービューティーアカデミー「脱毛市場調査」男女計

これまでの脱毛経験を聞いたところ、「医療脱毛・サロン脱毛・セルフ脱毛サロン」いずれかの利用経験のある人は31.7%、自宅での脱毛のみ経験のある人が14.2%となり、20~49歳のうち45.9%が何らかの脱毛のお手入れをしていることが分かります。

このうち、女性の20代、30代では50%以上が「医療脱毛・サロン脱毛・セルフ脱毛サロン」での利用経験があり資料16P)施設での脱毛が日常的な利用となっていることが分かります。

※2024年8月に調査を実施したため、2024年は参考値(以下同)
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「脱毛市場調査」男女計

2017年からの時系列で利用を聞いてみると、コロナ禍の2021年にやや落ちこんだものの2022年には前年から回復し、脱毛利用者は増加していることが分かります。

医療脱毛、サロン脱毛、セルフ脱毛サロン、それぞれの利用は伸びてる?

出典:ホットペッパービューティーアカデミー「脱毛市場調査」男女計

医療脱毛、サロン脱毛、セルフ脱毛サロンそれぞれで、時系列の利用経験を聞きました。まずは医療脱毛。3つの中で最も伸長が顕著(2017年:1.0%→2023年:3.4%)です。2023年にはサロン脱毛の利用率を上回っています。

出典:ホットペッパービューティーアカデミー「脱毛市場調査」男女計

続いてサロン脱毛。医療脱毛が台頭する中で、サロン脱毛の利用が気になる方も多いのではないでしょうか。2021年にやや縮小しましたが、以降はほぼ横ばいが続いています。

出典:ホットペッパービューティーアカデミー「脱毛市場調査」男女計

最後はセルフ脱毛サロン。利用率自体は低いものの、2020年以降、伸長の傾向が見られます。街中でも「セルフ脱毛サロン」を見ることが増えました。セルフ脱毛サロンがあるスポーツジムも増えましたね。

2023年以降、医療脱毛がシェアNo.1に

※各時期にクリニック・サロンでの脱毛利用ある人がベース
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「脱毛市場調査」男女計

医療脱毛・サロン脱毛・セルフ脱毛サロンの利用者を母数にして、それぞれのシェアを見てみましょう。2017年-2019年、2020年-2022年ではサロン脱毛利用者の割合が最も高かったのですが、2023年以降には医療脱毛利用者の割合が最も高い結果に。医療脱毛増、サロン脱毛減の傾向が見られます。