物価高が続くも、家計における美容シェアは前年ほぼ横ばい【美容消費係数】2024年7月~9月
【美容消費係数】から読み解く美容トレンド!
美容消費係数は、家計に対する理美容の支出割合です。お客さまの「美容財布」を知ることで、サロンの打ち手につなげていきましょう!【用語解説】美容消費係数とは?
美容消費係数
ホットペッパービューティーアカデミーでは、美容消費(サロン消費+モノ消費)のトレンド見立てに、「美容消費係数」という指標を使っています。「美容消費係数」とは、総務省が公開している「家計調査」から、「毎月の全世帯での消費支出」に対する「理美容サービス(サロン消費など)」+「理美容用品(化粧品などのモノ消費)」の消費支出割合をホットペッパービューティーアカデミーで独自に編纂した指標です。
つまり、「美容消費係数」は家計における美容消費シェアであり、この数字が上がっていれば、カスタマーの美容投資の優先順位が上がっているということが分かるのです。
【最新】2024年7-9月解説
【2024年7-9月解説】
2024年7-9月は2.97%。前四半期と比較して、0.02ポイント増加。前年同時期と比較して、▲0.01ポイントでほぼ横ばい。物価高が続く中でも、家計における美容消費の比重は変わらず、美容のモノ+サービス消費は、「準必需」に近い位置づけであることがうかがえます。「理美容サービス」においては、利用額は今回は前年からやや減少しているが、
・高単価メニュー(ハイトーンカラー、トリートメントなど)の利用増
・エステなどの美容室以外のサービスの利用増
・男性の美容室消費の増加(メンズパーマなど)
の傾向は変わっておらず、多様な美容消費を楽しむカスタマーの傾向がうかがえます。
時系列グラフ(美容消費係数)
- 1年推移
- 5年推移
- 10年推移
【理美容】サービス・モノ消費額
サービス
理美容サービスとは?前年比32円減、前四半期比65円減。
モノ
理美容用品とは?前年比84円増。前四半期比127円増。モノ消費は値上げも大きく影響し、消費額は増加中。
時系列グラフ(理美容サービス・モノ消費額)
- 1年推移
- 5年推移
- 10年推移
美容消費係数の算出方法
○出典 総務省「家計調査」より、「ホットペッパービューティーアカデミー」にてデータ編纂。
(※美容消費係数は「家計調査」を元に、独自算出)