理美容室で「言い出すのが恥ずかしい」悩みとは?
理美容室はさまざまな髪の悩みを相談し、解決してもらえる場所…なのですが、理容師、美容師に「相談したくてもできない」お客さまたちもいらっしゃいます。「薄毛に関する意識調査2024」(2024年10月)の結果から、どうやったらお客さまから悩みをご相談いただけるようになるのか?を解説していきます。
(ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)
目次
男性は4人に1人が「薄毛」⁉
「薄毛である」人の割合
出典:薄毛に関する意識調査2024(男女20~69歳・スクリーニング調査)
男女5万人に対して毎年、薄毛であるかどうかを聞いています。全体では、2024年は16.5%が「薄毛である」と認識しています。
ここ4年で緩やかに減少しているのは、薄毛予防に対する関心が高まっている影響かもしれませんね。
「薄毛である」人の割合(性年代別)
出典:薄毛に関する意識調査2024(男女20~69歳・スクリーニング調査)
性年代別に見てみると、男女で大きな違いが。男性は全体で25.1%が「薄毛である」と回答しており、女性の3倍以上のボリュームです。
年代とともに「薄毛である」人の割合は上昇し、20代から30代、30代から40代にかけて薄毛の割合が大きく増加しています。
薄毛に対する将来の不安は男女とも3割超え。
薄毛に対する将来の不安(「不安あり」・計)
出典:薄毛に関する意識調査2024(男女20~69歳・スクリーニング調査・「とても不安」+「やや不安」の合計)
「今後や将来を考えた時、薄毛についてどの程度不安に思っているか?」という質問に対しては、男女とも全体で3割を超える結果に。
男性は30代が最も薄毛に対して不安を感じており、以降はスコアが減少しています。一方女性は、30代以降、年齢とともに薄毛に対する将来不安が高まっています。
男女で異なる「薄毛が気になる部位」は?
薄毛が気になる部位
※出典:薄毛に関する意識調査2024(複数回答・男女20~69歳・「薄毛である」人が回答)
ここからは「薄毛である」と回答した人に聞いています。薄毛が気になる部位は男女それぞれ異なる結果に。
男性は「頭頂部」「前頭部」が6割以上と広範囲であるのに対して、女性が最も気になる部位は「分け目」。加齢とともに毛が細くなったことで、髪のボリュームが減ったことを悩んでいる人も多いでしょう。理美容室では、女性の分け目の髪を立ち上げる「パーマ」もボリューム対策に人気ですね。