美容センサス解説③【女性メイク】Z世代女性の購入が伸びる！

【女性全体】メイクアイテム購入率ランキング発表

【メイクアイテム】購入率ランキング（TOP10）

女性15～69歳、出典：美容センサス2023年下期＜美容意識・購買行動編＞

女性の1年間のメイクアイテム購入率のランキングTOP10を見てみましょう。TOP10のいずれのアイテムも前年から購入が大きく伸びています。特に7位の「口紅・グロス」は前年から5.0ポイント増加しており、マスク着用の規制緩和による影響が大きいと考えます。

メイクの購入率が前年から大きく伸びた15～19歳女性の結果も見てみましょう。

【メイクアイテム】購入率ランキング（TOP5）15～19歳

出典：美容センサス2023年下期＜美容意識・購買行動編＞

15～19歳女性の購入率1位は「アイシャドウ」2位は「アイライナー」と目元のアイテムを重視していることが分かります。下地やファンデーションなどのベースメイク以上に購入率が高いことから、目元のみのワンポイントメイクをする女性も多そうです。

美容サロンにも、チャンスあり！

女性のメイクアイテム購入が徐々に回復しており、イベント等の機会が増えることで、「おしゃれを楽しむ」余裕が出てきているのではないでしょうか？

メイクアイテムの購入増と連動して、美容サロンにおいても、ネイル・アイなどのサロン利用が増えたり、華やかなデザインに挑戦したりといったことも考えられます。

サロンの利用をお休みしている休眠ユーザーや、初心者を取り込んでいけるチャンスも広がりそうですね！

EDITORIAL NOTE

今回の調査では、15～19歳女性のメイクアイテム購入金額が上昇していました。

美容サロン利用の意欲も同じように高まっている可能性があります。

HOT PEPPER Beautyの「学割クーポン」を活用するのも良さそうですね！

文責

田中公子（たなかきみこ）

ホットペッパービューティーアカデミー研究員

美容に関する消費者調査を、業界・社会に発信
調査データから、美容サロンの「売上UPのヒント」を読み解いています！

■経営コンサルティングファームを経て、リクルート入社。ホットペッパービューティーの事業企画から2012年より現職。

■調査研究員として、「美容センサス」などの消費者調査や「研究員コラム」等での解説を担当。「美容センサスデータブック」「美容センサス動画」などデータのビジュアライゼーションに定評がある。

■セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

※メディア取材はコチラよりお問い合わせください。

◎寄稿・連載
「数字で読む美容トレンド」（BEAUTOPIA）
「美容トレンド最前線！」（ファッション販売）
「ホットペッパービューティーアカデミー研究員田中公子氏が見る『アイビューティー業界』」（アイビューティージャーナル）
「一橋ビジネスレビュー : 日本企業の人的資本経営 2023年 SUM.（71巻1号）」（東洋経済）
「美容サロンの経営塾」（国際商業／全100回）、「ビューティ・インサイト」（WWD／全6回）

◎書籍（共著）
「美容師が知っておきたい50の数字」（女性モード社）
「美容師が知っておきたい54の真実」（女性モード社）
「データで見るエステティックの今とこれから」（フレグランスジャーナル社）