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利用金額が高まり、メニューも多様化!妥協なしのサロン通い

出典:美容センサス2024年上期<美容室編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

容室における1回あたりの利用金額の平均は、女性全体では7,482円ですが、20代女性では8,258円と800円程度の差があります。

また、8,001円以上の高単価を払っている人の割合を見ても、20代女性では全体の4割程度となり、女性全体での平均よりも多いことがわかります。

※複数回答

出典:美容センサス2024年上期<美容室編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

また、前年よりも利用金額が増えた利用者に対し、その理由を聞いた質問の結果を見てみましょう。

女性全体でも20代女性でも「メニュー料金の値上げ」が最も大きな理由(女性全体:34.6%、20代女性:32.7%)であることは変わりませんが、20代女性ではそれ以外の理由について、すべて全体平均よりも高いことに気づきます。

つまり、「カラー」「トリートメント」「パーマ」といった高単価メニューを自分で追加して利用している人が増えたことがわかります。これも、自分がこうなりたいと思うために必要なものにはお金を払うという傾向と一致しますね。

また、ネイルやアイなど、ヘアに関する施術以外も美容室で一度に済ませる人の増え方も顕著です。

カット以外のメニューも利用したいと考えている人は潜在的に多いと考えられます。丁寧なカウンセリングを行うことでメニュー追加に繋げることができるかもしれません。

また、複数メニューをうまく組み合わせたクーポンを用意することで単価アップが狙えそうですね。

※実数回答

出典:美容センサス2024年上期<美容室編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

実際に美容室で利用したメニューについても、女性全体と20代女性を比較して見てみましょう。

メニューの利用ランキングは上位では女性全体と20代女性に大きな差はありませんが、利用率の数字に注目です。「カット」「カラー」については全体とほぼ同様ですが、それ以外のメニューの利用率は20代女性が大きく上回る傾向にあります。

また、ヘア以外の施術についても利用した人が多いことが特徴的です。ランクインしているものでは「ヘアサロンでのまつげ」(18.6%)や、「ヘアサロンでのネイル」(12.2%)がありましたが、これ以外にも「フェイシャルエステ」(8.3%)、「眉カット」(8.2%)や「ポイントメイク」(5.8%)を利用した人が一定数いました。

大規模な設備がなくてもライトに導入できるメニューがあれば、試験的に増やしてみるのも一案かもしれません。

EDITORIAL NOTE

私自身、ここ数年でヘアサロンでお願いするメニューが増えたと感じています。

ハードルが低くチャレンジできる「インナーカラー」でのハイトーンをやってみたのをきっかけに、ブリーチへの抵抗感がなくなりました。また、そういった施術を増やすとケアも充実させたくなり、トリートメントをお願いしたり…ということもあります。

利便性や料金といった制約条件を優先するのではなく、「自分の理想を手に入れたい!」という気持ちが高まるのは素敵なことですよね。

ホットペッパービューティーアカデミーでは、利用者の価値観に生じるさまざまな変化やそれに対応するヒントを今後もお届けしてまいります!

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文責

  • 江頭茉里

    江頭茉里(えがしらまり)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    英語教育関連の数社を経て、2020年に株式会社リクルート入社。社会人向け英語学習サービス「スタディサプリENGLISH」のコンテンツディレクターを経験し、2024年より現職。

    調査研究員として、研究員コラム等での解説を担当。

    月に1回は必ずヘア・ネイルなど各種サロンを巡り、自分への「ごほうびDay」を実施している美容好き。

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