コロナ禍で、女性のヘアサロン利用金額が過去最高に!

ホットペッパービューティーアカデミーで発表するデータを研究員の解説や事例を交えながら、ご紹介するページです。

今回は美容サロン利用実態調査の最新版「ヘアサロン編/美容センサス2021年上期」から女性のデータをもとに、コロナ禍の新しい美容室利用の兆しについて解説します。

※「美容センサス上期」は毎年2月に調査を実施。今回(2021年)がコロナ禍で初の調査結果です。

(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

年間利用回数が減少。「年3回以下」が、52.3%に拡大

コロナ禍で「年間利用回数」(来店頻度)は大きく影響を受けました。

ここ数年のなだらかなトレンドからは一転。コロナ禍の2021年に大きく減少し、年4.48回から、4.12回(前年比8%減)へ。

回数別に見ると、「年3回以下」が52.3%で、半数を超えています。

10代後半の年間利用回数が、最も減少。40代は比較的影響少なめ

年代別では、前年からもっとも減少幅が大きかったのは15~19歳。「年3回以下」は76.3%に達しています。

「バイトがなくなって、美容室にお金が使えなくなった」という声を、2020年4月にあった1回目の緊急事態宣言以降よく聞きます。

逆に最も落ち込みが少なかったのは、40代。白髪染めなど定期的に通う必要性が高く、コロナによる来店影響は他の年代に比べると小さかったと考えられます。

一方、1回あたりの利用金額は真逆の動きをします。