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エステ・セルフエステのカスタマーニーズの違いを徹底調査!

ホットペッパービューティーアカデミーで発表するデータを、研究員の解説や事例を交えながらご紹介するページです。

今回はリクルートが2021年7月に実施した「エステサロン・セルフエステサロン利用に関する意識・実態調査」より、エステサロン(スタッフ施術)・セルフエステを選ぶ理由・ニーズの違いについて解説します。

(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 岡本華奈子)

年代別のエステに対する興味有無。20代・30代は脱毛が最も興味が高い

まず、「フェイシャル」「痩身」「脱毛」について、各年代の興味から見ていきます。

20代・30代ともに最もニーズが高いのは「脱毛」で半数前後の人が興味がありと回答しています。

また、年代別の傾向としては、どのジャンルも20代ほど高く、年代が上がるにつれ興味関心が低くなります。一方、「フェイシャル」は年齢によって、シミ・しわ・たるみなどのお悩みが増えることから、他のジャンルに比べ年代が上がってもニーズが高く維持されています。

エステサロン・クリニックの利用経験

では次に、利用経験を見ていきます。

最近では美容クリニックの広告やCMもよく目にするようになってきたり、自分自身で施術を行う「セルフエステ」サロンが増加していたりと、カスタマーの選択肢が広がってきています

今回のアンケートでは、すべてのジャンルで最も利用経験が高いのはエステ(スタッフ施術)。クリニックとセルフエステを比較すると、「フェイシャル」と「痩身」では同じくらいの利用率、「脱毛」はクリニックのほうが高いという結果になりました。

エステサロン(スタッフ施術)とセルフエステのニーズの違いとは?【フェイシャル】

では、前述のようにカスタマーの選択肢が広がっていることから、「エステに興味がある」と回答した人に対し、「スタッフ施術のエステサロン」と「セルフエステ」に行くならどちらを選択するか、またその選択理由の結果からそれぞれのニーズの違いを紐解いていきます。

現状では、エステ(スタッフ施術)が9割と多いですが、選択をした理由に注目です。
エステ(スタッフ施術)選択理由では「プロが施術することによる安心感」「効果が出そう」が上位に。また、「ゆったりしたい」など、ご褒美としての利用もありそうです。

一方、セルフエステ選択理由では、「気軽さ」や「人と話さなくていいのが気楽」「勧誘が少なそう」など、フェイシャルサロンをより気軽に利用したい方にニーズが高そうです。

エステサロン(スタッフ施術)とセルフエステのニーズの違いとは?【痩身】【脱毛】

「痩身」「脱毛」についても見ていきます。
まず「痩身」ですが、エステ(スタッフ施術)選択理由の上位はフェイシャルと同様に「プロが施術することによる安心感」「効果が出そう」。

セルフエステ選択理由では「短時間で済みそう」が他のジャンルと異なる点です。セルフエステは月額制を採用しているサロンも多く、月に何度でも来店可能なサロンも多いことから、ちょっとしたスキマ時間にさっと利用したい、というニーズもあるのかもしれません。

そして最もセルフエステニーズが高かったのが「脱毛」です。
選択理由上位には「スタッフに肌・体を見られたくない」と回答した人の割合がフェイシャル・痩身に比べても高い結果に。

あまり人に見られないデリケートな箇所の施術も多いことから、スタッフではなく自分で処理はしたいけれど、効果のあるサロン機材を使いたい、というニーズが見えてきます。

エステサロンでの「理想金額」と「支払ってもいい金額」

最後に、エステサロンで支払う金額について見ていきます。

フェイシャル・痩身・脱毛とも、「理想金額」に対し、「支払ってもいい金額」がほぼ同額か高く、スタッフ施術のエステサロン・セルフエステ双方に対する期待の高さがうかがえます。

また、セルフエステの金額のほうがエステ(スタッフ施術)よりも高くなっている箇所があることにも注目です。

美容サロン以外では、一般的には「セルフのほうが安い」印象を持つ方も多いかと思いますが、前述の通り月額制・通い放題を採用しているサロンも多いため、「多少月額の金額はかかっても、自分の好きなタイミングで何度でも通える」ということにメリットを感じている人もいそうです。

 

このように、今回のアンケートからエステ(スタッフ施術)とセルフエステとでは、それぞれのサロンの強みやカスタマーニーズが明確に異なることがわかりました。
サロンの多様化にあわせメニューや価格の選択肢が増えていることで、今後ますますエステ利用意向の上昇につながっていくのではないでしょうか。

 

◇データ出典
・調査主体:株式会社リクルート
・調査方法:インターネットリサーチ
・調査実施時期:2021 年 7 月 29日(木)~7 月 30 日(金)
・対象者条件:全国の 20~59歳の女性1,000人

EDITORIAL NOTE

過去アンケートでも、ネイル・アイなど他美容サロンに比べて、エステサロンに対する「興味」は高い結果となることが多いです。一方で「高額なイメージ」や「コンプレックスを他の人に打ち明けるのに勇気がいる」など、少しハードルが高く感じている方も多いのではないでしょうか。

今回の調査結果から、セルフエステは今までエステサロンに通っていなかった層のお客さまにも新たなアプローチとして、拡大していきそうな印象を受けました。また認知も徐々に広まる中、「人との接触を減らす」等コロナ禍でのニーズにもマッチしており、今後の拡大に注目です。

文責

  • 岡本華奈子

    岡本華奈子(おかもとかなこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    ホットペッパービューティーの企画グループにて、商品企画、各種規定・運用設計、AWARDなどを担当。2019年4月よりホットペッパービューティーアカデミー研究員として活動。
    サロン経営を楽しく学んでいただける「動画セミナー」の設計・ディレクションや各業界調査、サロン取材記事などを担当。

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