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愛知県男性のメイクの特徴①「仕事で相手の印象をよくしたい」

メイクをするのは、誰のため?
メイク投資額1位の「愛知県」と全国の平均(※「美容センサス」での全国平均)とで「メイク理由」を比較すると、愛知県の男性のメイクに対する3つの価値意識が見えてきます。

まずは一つめ。「自分自身が気持ちよく過ごしたい」は全国平均を下回っています。

一方で、「仕事で相手への印象をよくしたい」のスコアが愛知県が大きく上回っています。

愛知県の男性は「自分」よりも「他者」の目線がメイクの理由になっているようです。

愛知県男性のメイクの特徴②「マイナスの解消」よりも、「プラスに見せたい」

メイクの目的は「コンプレックスの解消」よりも、「よりキレイに見せる」ため

さらに、全国の平均と比較したときに、「ヒゲの剃り跡や肌荒れが気になって」「肌の悩み・コンプレックスを解消したかった」という、メイクによって「肌のマイナスを隠したい」というニーズは低いのです。

一方で、「中性的な外見になりたい」「キレイな肌に憧れがある」という「メイクで、今よりもキレイに(プラスに)見せたい」ニーズが高いです。

愛知県男性のメイクの特徴③メイクするのは「当たり前」の意識

そして、全国平均よりも高いのが、メイクすることは「当たり前」という意識。周りの目線を意識して、キレイになりたいという気持ちが強い。そのためにメイクは当たり前の美容手段、そんな愛知県のメイク男性が浮かんできませんか?

今回実施した男性のコスメ利用金額ランキング、首都圏に集中するかとも思いましたが、「愛知県」ほか、購入金額が高いエリアは全国にあるようです。

つまり、美容意識の高い男性へのご提案は全国でできるチャンスがあるということです!

EDITORIAL NOTE

今回、メイクの購入金額上位にランクインした「埼玉県」と「北海道」。
「メイクをする理由」を調べると、埼玉県は「異性にモテたい」のスコアが高く、北海道は「メイクをすることは当たり前」のスコアが高かったです。
県民性はあるのでしょうか!?
今後も男性のメイクに注目です。

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

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