「限定」のお得感や「どれだけ割引されているのか」も重要?
クーポンと言えば「お得感」。どのようなクーポンにお得感を感じるのか、についても見ていきます。
平日の昼間・日曜日の夕方、など「日時限定」のクーポンや、「季節限定」のクーポンをお得と感じる方がヘアサロンで半数以上、ネイル・アイ・リラク・エステサロンでは6割以上という結果に。「今しかできない限定感」がポイントになりそうです。
また最近では、時間帯や曜日によって提供価格を変える「ダイナミックプライシング」を取り入れるサロンも徐々に増えてきています。
リモートワークの広がりにより、平日のサロン来店が増加傾向にあるとの話もよく聞きますので、時間帯別の集客をアップさせる上で有効な手段となりそうです。
さらに、クーポン金額の記載の仕方については、「クーポンは安さよりも割引率を重視する」と回答した割合も半数以上。
もともとの価格がいくらで、どのくらいお得なのか、両方の金額を記載してお得感をしっかりアピールすることも大事かもしれません。
新しくサロンを探すときにも「リピートする前提」でサロン探しをしている?
ここからは、リピート率に影響を与える、クーポンの重要性が見えるデータをご紹介します。
なんと、ヘアサロンで半数以上、ネイル・アイ・リラク・エステサロンでは7割近くの方が、「新しいサロンを予約するときにも、そのサロンをリピートしたときに使える『全員』『再来』クーポンがあるかチェックする」と回答しているのです。
つまり、リピーター向けクーポンがない場合は、最初から来店の選択肢に入らないことさえありそう、ということがわかりました。
さらには、「リピーター向けのクーポンがなく、サロンをリピートしなかったことがある」と回答した割合も、ヘアで約4割、ネイル・アイ・リラク・エステサロンで約6割もいました。
クーポンは新規向け、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、冒頭にお伝えした通り、今やサロン予約時に当たり前となっています。
リピーター向けのクーポンをしっかり作ることが、リピート率アップ、サロン定着率アップの重要な要素なのです。
最後に、初回と2回目ではどのくらいの価格差まで許容されるのか、についても触れていきたいと思います。
ヘアサロンでは約1,500円ほど、ネイル・アイ・リラク・エステサロンでは2,000円前後までであれば、金額がアップしても構わないとの結果になりました。
【動画セミナー 集客・売上アップシリーズ③リピート率アップ 編】でも解説しているのですが、3回来店したお客さまはそのサロンに定着しやすいことがデータからもわかっています。
お客さまが魅力的に感じるクーポンを作成し、リピート率アップにつなげていっていただけるとうれしいです。
◇データ出典
調査方法:インターネット調査
調査時期:2021年12月7日(火)~12月8日(水)
調査対象:ホットペッパービューティーで1年以内に予約経験のある全国の20~59歳の女性1,000人