【エステ】フェイシャル・痩身、人気メニューランキング発表!年代別に変化するニーズは?

顔や体の悩みは、年代によって変わっていきます。今回は、「美容センサス2023年上期<フェイシャル、ボディ/痩身編>」(2023年6月発表)より、エステサロンでの女性の人気メニューを年代別に分析!コロナ禍の規制が大幅に緩和に向かう中、お客さまのニーズを解説します。(ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

【フェイシャル】女性人気メニュー1位は?

※女性15~69歳・1年以内のフェイシャルサロン利用者・複数回答
出典:「美容センサス2023年上期<フェイシャル、ボディ/痩身編>」

まずは、フェイシャルサロンの施術ランキングです。
1位は「毛穴ケア」、2位は「肌のハリ・ツヤ」、3位は「乾燥肌・保湿ケア」です。

「毛穴ケア」は2019年以降、連続で1位にランクイン!フェイシャルの施術では、初心者の方にも最も始めやすい施術と言えそうです。

【フェイシャル】年代別人気メニューランキング発表!

それでは、年代別には施術の傾向は変わるのでしょうか?15~29歳/30~49歳/50~69歳の3区分でみてみましょう。

※女性15~69歳・1年以内のフェイシャルサロン利用者・複数回答
出典:「美容センサス2023年上期<フェイシャル、ボディ/痩身編>」

詳しい解説はこちら(15~29歳30~49歳50~69歳)


▶15~29歳

1位は「毛穴ケア」。3位には「ニキビ・ニキビ跡ケア」もランクインしています。10代後半、20代は皮脂の分泌量が他の年代よりも多い傾向にあります。このため毛穴の開きや、黒ずみ、ニキビにつながりやすいのかもしれません。

また2位にランクインした「小顔・リフトアップ」は、コロナ禍での「マスク老け(※)」も背景にありそうです。

※マスク老けとは?
コロナ禍で常時マスクをする生活が続いたことにより、顔の表情を動かすことが減っていると言われています。そのため顔を動かす「表情筋」を使う機会が減り、凝り固まるように。結果、顔が「たるんだり」「むくんで大きく見える」ことをいいます。

マスクを外す機会が格段に増えたことから、一層小顔のニーズが高まるでしょう。


▶30~49歳

1位は15~29歳と同じく「毛穴ケア」。オトナ女性になるにしたがい、加齢による毛穴の開き方が、より目立ちやすくなってきます。小鼻だけではなく、頬の周りの毛穴が気になってくる女性も多いのではないでしょうか?同じ毛穴ケアでも、15~29歳とは別のニーズが生まれてきます。

2位の「シミ・ソバカス改善」も、アンチエイジングの対策ニーズが背景にありそうですね。


▶50~69歳

50代、60代の1位は「肌のハリ・ツヤ」に変わります。より一層肌の「弾力や輝き」が気になるようです。

加齢とともに、他の年代以上に悩みも深くなる50代、60代。悩みが多い=ご提案のチャンスも多いため、カウンセリングでお客さまの潜在的なニーズもヒアリングしていくことが大切でしょう。