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Z世代は、ヘアスタイルよりも「髪質改善」にお金をかけたい

「改善にお金をかけたいポイント」の「髪型(ヘアスタイル)」と「髪質」を2017年から比較すると、「髪質」の改善意欲が2019年、2020年と大きく上昇し、2021年には「ヘアスタイル」を上回る結果に!

分かりやすく外見を整える「ヘアスタイル」よりも、「髪質改善(ケア)」を重視するようになり本質的な美容へのニーズの高まりがうかがえます。

ところで、なぜ髪質改善のニーズが急激にあがっているのでしょうか?

Z世代のカラー利用率は2年間で1.5倍以上に

Z世代のヘアサロンでのカラー利用率にその答えはあります。

2019年と比較すると、ヘアサロンでのカラー利用率は2年間で1.5倍以上にも増加しています。

ここ数年、ハイトーンカラーのブームが続いています。髪をブリーチしたりカラーを楽しむ一方で、髪の傷みも気になってくるという若年層も増えてきています。Z世代の髪質改善ニーズの高まりには、急激なカラー利用率の上昇があげられそうです。

EDITORIAL NOTE

コロナ禍では、Z世代の読む女性誌の表紙にも変化が見られます。コロナ前には、「モテ」「愛され」などの言葉が多く並んでいましたが、ここ最近は「自分アゲ」「自分至上」など、「自分がどうありたいか」という言葉も見かけるように。
Z世代の本質的な美容へのニーズの変化も、このような価値意識の変化が影響しているように思います。

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Z世代美容を3分動画でも解説!

文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

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