コロナ禍で在宅利用が増加!
『訪問理美容サービス』の「変化」と「兆し」
ホットペッパービューティーアカデミーで発表するデータを、研究員の解説や事例を交えながらご紹介するページです。
今回は、2021年12月に発表した「訪問理美容サービスに関する利用実態調査 2021」から、コロナ禍で見えた訪問理美容の「変化」と「兆し」について、解説します。
※【訪問理美容サービス】 自宅や介護・福祉施設に理美容師が訪問し、ヘアカットなどの理美容メニューを実施するサービス。要支援者・要介護者の認定を受けた方など、外出が困難な方が対象です。
(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 廣田純子)
コロナ禍で自宅での利用者が増加
訪問理美容サービスを利用したことのある人に「利用場所」について聞いたところ、「自宅」と回答した人が39.7%と、前年より9.3pt増加しました。
コロナ禍で、一時的に介護施設における訪問理美容サービス提供が見合わせになるケースが見られた一方、外出による感染リスク回避のため自宅で施術を受ける人が増えたと思われます。
訪問理美容師に求められる、高いレベルの感染症対策
訪問理美容師に行ってほしい感染症対策について聞いたところ、「マスク着用」「手指消毒」は7割を超えました。
さらに、「新型コロナワクチン接種」「体温・健康状態の開示」についても半数を超え、「PCR検査の結果の開示」や「抗原検査の結果の開示」も2割前後という結果になりました。
サービスの特性上、重症化リスクの高いお客さまが多いからこそ、総じて高いレベルの感染症対策が求められていることがうかがえます。
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コロナ禍で利用メニューが多様化する兆しあり!?