【ヘア】コロナ禍のショートブームに変化?10代女性のロングヘアが拡大!男性の髪型にも新たな動き

コロナ禍を経て、ライフスタイルが大きく変わる中、ヘアスタイルのトレンドにも変化が!

女性はショートブームを経て、ミディアム・セミロング・ロングの割合が再び増加。一方、男性の間でも髪を伸ばす割合が増え、新たなスタイルの選択肢が広がっています。

今回は、ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2024年上期<美容室・理容室編>」をもとに、ヘアスタイル(髪の長さ)の変遷と集客のポイントを解説します。

(ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

コロナ禍で女性のショートブームが起きた理由

※「ベリーショート」と「ショート」の合計(15~69歳女性)
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2024年上期<美容室・理容室編>」

女性のショートスタイル(「ベリーショート」と「ショート」の合計。以下同じ)は、2021年から2022年にかけて26.5%から32.2%に上昇しています。コロナ禍の影響で、女性の間でショートヘアの人気が高まったと考えます。

背景には、「外出機会の減少」と「マスクとの相性」が考えられます。

  • 外出機会の減少:美容室に頻繁に行けないため、自宅での手入れが楽なショートスタイルが選ばれるようになった。
  • マスクとの相性:マスク生活で顔の大部分が隠れてしまう分、顔周りがすっきりするスタイルが人気に。マスクの着脱にも、ショートは髪の乱れが抑えやすいといった声も。

2023年以降はショートの人気が定着しつつも、多様なスタイルが取り入れられる傾向が見られます。

ホットペッパービューティー許諾画像(転載禁止)

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ミディアム・セミロング・ロングのニーズが再び増加

※15~69歳女性
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2024年上期<美容室・理容室編>」

2022年以降、女性の間でミディアム(肩にかかるくらいまでの長さ)・セミロング(肩と胸の間くらいの長さ)・ロング(セミロングよりも長い)の割合が増加しています。外出制限が緩和され、美容サロンへの定期的な来店が可能になったことに加え、イベントやパーティーの再開により、アップスタイルなどのロングヘアの需要の高まりが背景にあるでしょう。

さらに、レイヤーカットやステップカット(姫カット)などのトレンドヘアに加え、韓国風のシニヨンやハーフアップなど、髪の長さを活かしたアレンジが人気を集めていることも影響していると考えます。

ホットペッパービューティー許諾画像(転載禁止)

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