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美容室での「眉カット」の利用率はコロナ禍で増加!

サロン利用からは、15~19歳男性の「眉を整える」ことに対する関心の高さがうかがえます。

美容室での利用メニューで15~19歳男性の「眉カット」は2020年以降上昇しており、コロナ禍では3.4ポイントの上昇で21.6%に。つまり15~19歳の美容室利用者のうち、5人に1人以上が「眉カット」を利用しているということです。

美容室では男性向けに、カット・眉カット・ヘッドスパなどがセットになった「コースメニュー」が数年前から好調です。

また「眉カット専門店」でも「男性用ブース」が設置されているところもあり、男性の利用が好調です。

次に「来る」Z世代美容は?

今回、15~19歳男性の美容のニーズや実際の投資額、メイクアップアイテムの購入などについてデータでみてきました。最後に「今後どんな美容に対する投資の可能性があるか」についてデータから考えてみましょう。

コロナ禍でも「ムダ毛処理・脱毛」に対する悩みは上昇し、自宅ケアで「脱毛・除毛剤」を購入する15~19歳男性は増えています

「肌をキレイにしたい」というニーズが高い15~19歳ですので、髭脱毛やひざ下脱毛への興味は高そうです。

まだ美容サロンや医療クリニックを利用する15~19歳男性は少ないですが、昨今のエステサロンや医療クリニックの認知拡大や利用しやすい料金などから、今後広がる可能性は高いのではないでしょうか。

EDITORIAL NOTE

美容サロンで、メンズ用の化粧水や乳液などの基礎化粧品の販売が好調という声をよく聞きます。

「信頼する美容師さんがおすすめする」美容情報は貴重なもの。美容サロンよるメンズ向けの基礎化粧品やコスメの発売も話題になっています。

Z世代男性の美容への関心の高まりは、美容サロンが「髪だけではなく、美容全体の良きプロデューサー」として顧客接点を高めていける可能性がありそうです。

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』(女性モード社)
    『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)
    『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

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