38.5%の男性が「日焼けしたくない」と回答

15~49歳男性、単一回答
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「日焼けに関する意識調査」(2024年8月)

男性の日焼けに対する意識にも変化が見られます。

1990年代から2000年代初頭にかけて、「ガングロ」や「日焼け肌ブーム」といった日焼けを強調するスタイルが人気を集めていました。海での日焼けに加え、日焼けサロンに通ったり、自宅のベランダで日焼けを楽しんだりする男性も見られました。

しかし、今回の調査では、「日焼けしたくない」や「できれば日焼けしたくない」と答えた男性が、「日焼けしたい」や「日焼けしてもよい」と答えた男性を大きく上回っています。「日焼けした肌」を求めるトレンドからの転換を示していると言えるでしょう。

日焼け止めの使用開始は10代後半が最多

日焼け止めを塗っている男性、単一回答
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「日焼けに関する意識調査」(2024年8月)

日焼け止めの使用開始の年代からは、10代後半から20代前半にかけて日焼け対策を始める人が多いことがわかります。

なお、別の調査「美容センサス2024年下期」からは、日焼け止めを使う男性が2021年以降増えていることが分かります(美容センサスデータブック「過去1年の日焼け止めの購入率」)。

昨年の甲子園では、優勝校の男子投手が日焼け止めを使っていたことも注目を集めました。日焼けが肌に与えるダメージについて認識が広まったことも、日焼け対策のニーズが高まっているのでしょう。

エステ・美容クリニックの利用意向は39.3%

15~49歳、日焼け・紫外線対策をしている男性
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「日焼けに関する意識調査」(2024年8月)

日焼け対策への意識が高まる中、エステサロンや美容クリニックへの関心も強まっているでしょう。

日焼け後に気になる「シミ対策」については、日焼け・紫外線対策をしている男性の21.0%が利用経験があります。さらに、39.3%の男性がこれらのサービスを今後利用したいと考えており、美容に対する投資意欲の高さが伺えます。