美容の未来のために、学びと調査・研究を
1位
ネイルケア・ハンドケア
1位はネイルのデザインではなく、「ケア」に！
コロナ禍でアルコール消毒をする機会が増えた影響もあり、ハンドケアが気になる女性が増えています。
ネイルサロンでも、店販で「ハンドクリーム」の購入が増えており（美容センサス2021年上期「ネイルサロン編」）、手指に関するケア意識が高まっているのでしょう。
結婚式などのイベントでのネイル需要は減っているかもしれませんが、日常的なお手入れニーズの高まりがうかがえます。
ネイルサロンの利用は、コロナ収束後に「今よりも増やしたい」が約2割。
コロナ禍で利用頻度を減らしているお客様もいますが、「自宅でうまく仕上がらない」と困っている人は約4割、「自宅での継続的なケアは難しい」と感じる人も約2割にのぼります。（美容センサス2021年上期「ネイルサロン編」）
コロナ禍で改めてネイルサロンの価値に気づいたと感じている人は多いようです。
今回の調査で1位になった「ネイルケア・ハンドケア」。特に40代は、2位のメニュー「ニュアンスネイル」を1.7倍のスコアで大きく引き離しました。
オトナ女性をターゲットにした「ケアサロン」も好調と聞きます。
お客さまがサロンに求めているものは、「デザイン」だけではありません。コロナ禍によって、「ハンドケアのプロ」としての役割も求められてきているのではないでしょうか。
田中公子（たなかきみこ）
ホットペッパービューティーアカデミー研究員
前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。
調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。
◎共著
『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』（女性モード社）、『データで見るエステティックの今とこれから』（フレグランスジャーナル社）
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#ネイル
