美容の未来のために、学びと調査・研究を

美容サロン経営を学ぶならホットペッパービューティーアカデミー

コロナ禍で30代男性のネイル意識が高まる!

コロナ禍以降、ネイルに対する変化を聞いた設問の中で、30代のスコアが特徴的です。

「これまでとは違うカラー・デザインをするようになった」「ネイルに関する商品を購入する機会が増えた」が、年代別に最も高いスコアに。

10代、20代と比べると、ネイルの実施率はまだ低い30代ですが、コロナ禍での環境変化がネイル意識を変えたのかもしれません。男性ビジネスパーソンは、コロナ禍のWEB会議がきっかけでメイクする頻度が増えたという調査もあります。(「美容センサス下期2020年<美容意識・購買行動>」P7より)

30代男性のネイル意識が変化した背景には、リモートワークで1人でパソコンを見る時間が増加し、爪が気になってきた…といった理由もありそうです。

「男性のネイル」について、女性の感想は?

最後は「男性のネイル」に対する女性の感想です。

1位「美容意識が高い」、2位「身だしなみに気をつかっている」、3位「清潔感がある」などトップ6は、全てポジティブな結果に!

「抵抗感がある」「チャラチャラしている」といったネガティブな評価は全体の5%以下でした男性がネイルすることは、仕事の面でも「自己管理ができている」といったポジティブな評価につながっているのかもしれませんね。

女性のネイル実施率と比べると、男性の実施率はまだ低いですが、ファッションに取り入れたり、身だしなみを整えるために取り入れるといった多様な取り入れ方がありそうです。年代も若年層を中心にしながら、ミドル層にも浸透していくでしょう。

EDITORIAL NOTE

メンズメイクがここ数年盛り上がっており、ネイルや脱毛など男性のサロン利用も今後の有望なマーケットとして注目されています。

ただ、サロンに関する情報を男性はそれほど多く持っているわけではありません。このため、男性はサロンを事前にしっかりとリサーチをします。

メニューや料金だけではなく、自分が入れるようなサロンなのか?サロンの中はどうなっているのか?どんなスタッフが施術するのか?男性客の口コミは…?など、あらゆる角度からサロンを調べる傾向が強いです。

SNSやホットペッパービューティーなど、テキストや写真が「お客さまにとって分かりやすい内容になっているか?」と改めて見直すことも大切でしょう。

ご紹介した調査はこちら

1 2

文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎寄稿・連載
    「ビューティ・インサイト」(WWD)、「数字で読む美容トレンド」(BEAUTOPIA)、「美容サロンの経営塾」(国際商業)、「美容トレンド最前線!」(ファッション販売)ほか
    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

研究員コラム一覧へ

調査カテゴリ

ホットペッパービューティーアカデミーに
会員登録をして、
美容サロン経営に役立つ動画
を見よう!