年間利用回数が、最も高いのは40代

※女性15~69歳・1年以内のネイルサロン利用者・実数回答
出典:「美容センサス2023年上期<ネイルサロン編>」

サロンの年間利用回数は過去5年で最も高い5.5回。客単価、年間利用回数ともに上昇する結果に。

※女性15~69歳・1年以内のネイルサロン利用者・実数回答(15~19歳、60代は、回答者数が30サンプル以下のため参考値)
出典:「美容センサス2023年上期<ネイルサロン編>」

年代別にみると、年間利用回数が最も高いのは40代です。一方、(サンプル数が少ないため参考値にはなりますが)客単価の最も高かった15~19歳の年間利用回数は3.83回と最も低くなっています。

『ホットペッパービューティー』の「フリーワード検索ランキング」では、40代女性は「フィルイン(一層残し)」や「シェラック(ネイル)」のワードが他の年代より高めの順位に出ています。フィルインもシェラックも、来店頻度が高くなる傾向にあるので、これらの施術ニーズが40代女性の年間利用回数増加の背景にあるようです。

年間で最もサロンにお金を使うのは?

※女性15~69歳・1年以内のネイルサロン利用者・実数回答(15~19歳、60代は、回答者数が30サンプル以下のため参考値)
出典:「美容センサス2023年上期<ネイルサロン編>」

年間利用総額(=1回あたり利用金額×年間利用回数)では、1位が40代の3万9,113円。40代は1回あたりの利用金額は、ほかの年代と比べて多いわけではありませんが、年間利用回数が多いため、1年間にサロンで使う金額は最も多くなっています。

客単価アップのご提案以上に、リピート利用していただくことが売上UPのカギとなりそうです。

店販購入率が減少した理由は?

※女性15~69歳・1年以内のネイルサロン利用者・各単一回答
出典:「美容センサス2023年上期<ネイルサロン編>」

ネイルサロンの店販購入率は2023年は前年から大きく減少し10.5%に。昨年からの値上げにより購入を手控えるお客さまが増えた影響が考えられます。

また、コロナ禍ではアルコール消毒の対策でハンドクリームの購入が増えたり、来店できない間のケアとして店販を利用する需要がありましたが、特に今年はコロナ禍の規制が緩和され来店回数が増えたことで購入が減った可能性もありそうです。

そんな中でも店販を購入するのはどんなお客さまでしょうか?年代別に購入率をみてみましょう。

※女性15~69歳・1年以内のネイルサロン利用者・各単一回答(60代は、回答者数が30サンプル以下のため参考値)
出典:「美容センサス2023年上期<ネイルサロン編>」

年代別にみると、最も購入率が高いのは40代です。店販の購入が高いことも、サロンでの年間利用総額を引き上げる理由でしょう。『ホットペッパービューティー』の「フリーワード検索ランキング」で他の年代よりも上位にあがる「フィルイン」や「シェラック」は自爪のケアを気にするお客さまにニーズが高いです。

40代には「ケア志向」が他の年代以上に高いと考えられますので、提案に加えてみるのもよいかもしれません。