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中価格・高価格帯のお客さまは、
「スタイル情報」を事前にしっかり確認!?

「ネットに掲載されているデザインやスタイルが良い」は、6,000円以上の中価格・高価格帯のお客さまに重要視されています。
さらに、10,001円以上の価格帯のお客さまは、「ネットに掲載されている情報で自分に合いそうなスタッフを見つけられる」が他の価格帯よりも高いです。

自分がどんなスタイルになるのか?どんな人に施術してもらうのか?は、高単価なお客さまほど、大事にする情報と言えます。

高価格帯のお客さまは、「内観」「外観」「雰囲気」が大事!

続いて、「サロンの外観・雰囲気・インテリアが良い」を重視するお客さまの傾向です。

最も高いのは、「10,001円以上」の高価格帯のお客さま。高単価なお客さまほど上質な空間・サービスも大事にされる方が多いです

新規でサロン探しをする際にも、低価格帯のお客さまに比べて「お店の雰囲気」など、情報収集をしっかりとされている方が多いでしょう。

高価格帯のお客さまは、メニューもしっかり確認!

初めて行くサロンに「受けてみたいメニューがある」ことを重要視されるお客さまが最も多いのも、10,001円以上の高価格帯です。

流行のハイトーンカラーやトリートメントの施術の際にも、クーポン・メニューのテキスト情報だけではなく、「どんな施術になりそうか?」「写真はあるか?」など、くまなく調べられているのかもしれません。

上質を求めるお客さまを新規でお迎えするためには?

「新規」でのサロン選びの重視点をデータでみてきましたが、お客さまの価格帯によってニーズがかなり異なることが分かってきました。高単価なお客さまほど、重視するポイントが、技術・接客・雰囲気・スタッフの人柄にまで、範囲が広く複合化していることが分かります

つまりサロン選びの情報収集時にも、高価格帯なお客さまほどリッチな情報を望まれているということ。「口コミ」「スタイル写真」「スタイリスト写真」「サロンの内観・外観写真」「お店のこだわり」…高価格帯のお客さまが知りたいサロンの情報は十分にあるでしょうか?

サロンの情報発信を改めて確認するきっかけになれば幸いです。

EDITORIAL NOTE

高いお金をかけるものほど、求めるものも多くなり、購入の前に下準備をしっかりする、というのは美容に限ったことではないかもしれませんね。

高価格帯のお客さまは事前にしっかりと情報を調べられていますが、その分「サロンを分かった状態」で来店されているということ。

このため、リピーターにもなりやすいのでしょう。

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎寄稿・連載
    「ビューティ・インサイト」(WWD)、「数字で読む美容トレンド」(BEAUTOPIA)、「美容サロンの経営塾」(国際商業)、「美容トレンド最前線!」(ファッション販売)

    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

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