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女性の年間利用回数・利用金額ともに過去最高!

※リラクゼーションサロン利用者

出典:美容センサス2024年上期<リラクゼーションサロン編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

年間の利用回数の平均については、女性の【着衣の施術】が6.05回、【脱衣の施術】が3.83回でした。男性の【着衣の施術】は5.67回、【脱衣の施術】は3.89回となっています。男性の【着衣の施術】以外は年間の利用回数がすべて増加したことがわかります。

※15歳〜69歳

出典:美容センサス2024年上期<リラクゼーションサロン編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

女性の【着衣の施術】について利用回数の回答を詳細に見ていくと、「12回以上」と答えた比率が上がっています(17.0%)。

定期的にリラクゼーションサロンに通う習慣を持つ人が増えていると考えられ、「全員クーポン」など、リピートのお客さま向けのクーポンを充実させるのも、集客のヒントになりそうです。

※リラクゼーションサロン利用者

出典:美容センサス2024年上期<リラクゼーションサロン編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

男女の【着衣の施術】(女性:5,000円、男性:4,600円)と女性の【脱衣の施術】(6,750円)は、ここ5年間で最も高い利用金額となりました。

これらの金額の伸びは、特定の年齢に偏ることなく、幅広い世代で同様の状況が見られました。

利用ニーズが多様化!注目のメニューは?

※リラクゼーションサロン利用者

出典:美容センサス2024年上期<リラクゼーションサロン編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

男女ともに利用される順位に大きな変動はありませんが、ほぼすべてのメニューで利用率が前年より上昇しています。

女性では「酸素カプセル・酸素バー」(5.2pt上昇)、男性では「ヘッドスパ・ドライスパ」(7.2pt上昇)の伸びが最も大きくなりました。

「ヘッドスパ」は2024年10月のホットペッパービューティーにおけるフリーワード検索ランキングでもほぼすべての年代でトップ。人気が定着したメニューと言えます。

上の2つのメニュー以外で男女共通して伸びが大きいのは「フットケア・角質除去」と「小顔矯正・コルギ」でした。

ボディケアなどの従来の体のメンテナンス目的から、美容目的にもニーズが広がっていることがわかります。

以前の調査でも、あはき柔整の利用目的で「美容」と答えた人は20代の約20%も存在しました。特に若い世代を中心に、リラクゼーションサロンに対して、より多様なニーズを持つ人が増えているようです。

メニューを充実させたり、さまざまな施術が受けられることがきちんと伝わる見せ方を工夫したりすると、新たな集客につながります。

EDITORIAL NOTE

私もリラクゼーションサロンにはよく行く方で、なるべく定期的な利用を心がけています。とはいえ、少し予定が詰まっていると、「気づけばしばらく通っていないな」ということもあります。

そんな時にサロンからメッセージが届くと「そういえば、体が限界だ…」と気づき、すぐに予約します。「ガチガチになっているので、もう少し定期的にほぐした方がいいですよ」とアドバイスをいただくことばかりで、実際、自分でも定期的に通っている方が調子がいいなと感じはするのですが…という繰り返しをしているかもしれません。

何かと忙しい生活を送っていると、同じようなことになっている方も多いのではないでしょうか。

リピートのお客さまが使いやすいクーポンを掲載したり、定期的な再来をうながすような訴求があったりすると、サロン通いを習慣化しやすくなりそうですね!

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文責

  • 江頭茉里

    江頭茉里(えがしらまり)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    英語教育関連の数社を経て、2020年に株式会社リクルート入社。社会人向け英語学習サービス「スタディサプリENGLISH」のコンテンツディレクターを経験し、2024年より現職。

    調査研究員として、研究員コラム等での解説を担当。

    月に1回は必ずヘア・ネイルなど各種サロンを巡り、自分への「ごほうびDay」を実施している美容好き。

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