サロンで「もっと短縮したい」時間は?
DXは顧客満足にもつながる!?

ホットペッパービューティーアカデミーが発表するデータを、研究員の解説や事例を交えながらご紹介するページです。

コロナ禍でよく耳にするようになったDX(デジタルトランスフォーメーション)。デジタル技術による製品やサービス、ビジネスモデルの変革を意味します。美容業界でも、ネット予約やキャッシュレス決済などDXが進んでいます。

今回は、2022年7月26日に発表した美容サロンのDXに関する利用意識・実態調査からカスタマーのDX利用実態やニーズを解説します!

(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

コロナ禍で利用が増えたDXは、1位「キャッシュレス決済」。2位「ネット予約」

旅行や飲食、交通機関などの消費行動全般においてコロナ禍で「使う頻度が増えた」DXの1位は、「キャッシュレス決済」。2位は「ネット予約」です。

美容サロンでも、コロナ禍で感染症対策の取り組みの一つとしてキャッシュレス決済の訴求も多く見かけました。ネット予約に関しては、美容サロンではここ10年で利用が大きく伸びたサービスです。

サロンで「もっと短縮したい」時間、トップ3は!?

DXによってカスタマーはサロンで「時短」も実現できそうです。では、実際感じている「サロンでもっと短縮したい」時間はいつでしょう?

男女とも1位は「受付」、2位「会計・支払い」、3位「カウンセリング」です。

「受付」では、初回来店時にはカルテ作成のために住所や名前を記入する必要があったり、「会計」では、レジに行ってお会計の処理を待ち、財布を出して支払いといった時間が発生します。

「カウンセリング」では、「なりたいスタイルやイメージなどを伝える」ことが毎回発生します。これら「ちょっとした時間、手間」が、実はカスタマーの小さな不満につながっているのかもしれません。

「ネット予約(による事前の希望を伝える)」や「キャッシュレス決済」などDX活用によって、これら不満の解消になっていくでしょう。DX活用が、顧客満足につながる可能性は高そうです。