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【サロン全般】沖縄県のサロン利用率が高い理由は?

ネイルサロン、エステサロン(脱毛)、リラクゼーションサロンでは利用率が1位、アイビューティーサロンの利用も3位と、美容サロン利用が活発な沖縄県。調査は、観光で来ている人には取っておらず、「(その都道府県に)住んでいる人」を対象にしています。沖縄県の女性がサロン利用が活発な理由を考察します。

①気候

沖縄県では、1 年を通して平均気温が高く、他エリアと比較しても半袖でいる期間が長いこと、マリンスポーツなどの文化性からもボディケア(脱毛やリラクゼーション)への意識が高いことが、背景の一つにあると考えます。

②サロン認知

ネイル、エステ、アイ、リラクの美容サロンサービスを観光業として提供することも多いため、他エリアよりもサロン認知が高く利用の壁が低いのかもしれません。

③文化

また観光業が盛んであることから、かりゆしウェアをはじめとしたカジュアルな服装が一般的なため、ネイルやアイビューティーなど外見の美容への意識が高いのかもしれません。

いかがでしたでしょうか?

美容サロンでのメニューは飲食や旅行ほど、地域性がそれほどあるわけではありませんが、利用に関してはそのエリアごとの特性・風土・文化なども影響しているのかもしれません。皆さまのエリアそれぞれの打ち手につながれば幸いです。

EDITORIAL NOTE

都道府県別のサロン利用を見ると、必ずしも「東京一極集中」とはなっていません。むしろ、店販においてはローカルエリアのほうがチャンスが大きいように思います。

都道府県調査を実施するたびに毎年感じることは、それぞれのエリアにそれぞれのサロンの強みがあるということです。その背景にあるエリアごとの文化や顧客ニーズを理解することで、サロンの強みがますます生かされるでしょう。

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎寄稿・連載
    (2022年5月~2022年10月)「ビューティ・インサイト」(WWD)、以下連載中「数字で読む美容トレンド」(BEAUTOPIA)、「美容サロンの経営塾」(国際商業)、「美容トレンド最前線!」(ファッション販売)

    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

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