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スマホで、コミュニケーションをサポート!

※美容サロンスタッフ(外国人旅行者とのコミュニケーション経験あり)、複数回答
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容サロンにおけるインバウンド実態調査」(2024年9月)

外国人旅行者とのコミュニケーションにおける最大の課題は言語の壁です。

多くのスタッフが身振り手振りやスマホの翻訳アプリを使って対応していますが、スマホの翻訳機能やスマホでの写真や画像の共有は、言語が異なるお客さまとの意思疎通を支える重要なツールとなっています。

美容サロンスタッフが感じた!外国人旅行者のサロン感動体験

「カットの技術に感動していた」
「笑顔で帰ってくれた」
「ヘッドスパをとても喜んでいました」
「チップをくれた。良かったからと、翌日も来店してくれた」
「日本のサービスや技術は一流だと褒めてくれました」
「日本語でありがとうと言われた」

※美容サロンスタッフ(外国人旅行者の来店あり)、自由回答
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容サロンにおけるインバウンド実態調査」(2024年9月)

外国人旅行者が日本の美容サロンを訪れた際、サービスや技術に感動するケースが多く報告されています。

特にカットやヘッドスパ技術への感動、丁寧な対応に対して感謝の言葉を残す旅行者も多く、滞在中に複数回来店につながるケースも見られます。

日本のサロンは、技術力とホスピタリティの高さが評価され、チップを受け取るスタッフもいたようです。

美容インバウンド需要拡大の可能性

外国人旅行者の受け入れには、言語対応やサービス・マナーの違いなど、依然として課題があります。しかし、日本の確かな美容技術やホスピタリティの高いサービスは、外国人旅行者の心を捉えています。

現在の円安傾向により、外国人旅行者にとって日本の美容サロンは利用しやすくなっています。この機会を活かし、日本の美容サロンのファンを増やすことでグローバルな顧客基盤を築くことにもつながるでしょう。

EDITORIAL NOTE

私が通う美容室でも、海外からのお客さまを見かける機会が増えてきました。

スタッフが流暢な英語で会話している姿を目にすることもあり、グローバル化を感じています。

観光地では、英語対応ができるスタッフの方を雇用している美容サロンもあると聞きます。

今後、インバウンド対応をさらに強化するためには、多言語対応力を高めることや、スタッフの教育がますます重要になるでしょう。

ご紹介した調査はこちら

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    美容に関する消費者行動を調査・研究
    これまでに発表した美容関連の調査は200本以上


    ■Deloitte Tohmatsu Consulting(デロイトトーマツコンサルティング)を経て、リクルート入社。ホットペッパービューティーの事業企画から2012年より現職。

    ■調査研究員として、美容センサスなどの消費者調査や研究員コラムなどでの解説を担当。美容センサスデータブック数字で見る美容などデータのビジュアライゼーションに定評がある。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ■プライベートでは小学生2児の母、2024年から子供の小学校のPTA会長と学校運営評議委員を務める。

    ※メディア取材はコチラよりお問い合わせください。


    ◎寄稿・連載
    「数字で読む美容トレンド」(Beautopia)
    「ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中 公子氏が見る『アイビューティー業界』」(アイビューティージャーナル)
    「一橋ビジネスレビュー : 日本企業の人的資本経営 2023年 SUM.(71巻1号)」(共著/東洋経済)
    「美容トレンド最前線!」(ファッション販売/~2023年)
    「美容サロンの経営塾」(国際商業/全100回)、「ビューティ・インサイト」(WWD/全6回)

    ◎書籍(共著)
    「美容師が知っておきたい50の数字」(女性モード社)
    「美容師が知っておきたい54の真実」(女性モード社)
    「データで見るエステティックの今とこれから」(フレグランスジャーナル社)

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