マスク着用、続けたい?
コロナ禍で「目元重視」の美容は継続!?
ホットペッパービューティーアカデミーが発表するデータを、研究員の解説や事例を交えながらご紹介するページです。
今回は、目元のメイクやサロン利用の変化、そしてマスク着用の意識についての調査を解説します!
(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)
※本記事は、2022/8/4に新しいデータを追加し再編集しています。(Data2に2022年データを追加)
コロナ禍で、口紅購入はさらに減少。
アイメイク関連のアイテムがランキングUP!
2019年から2021年、3年間における女性のコスメ購入ランキングです。(2019年:コロナ前、2020年&2021年:コロナ禍)
いちばん大きな変化は、2019年に2位だった「口紅・グロス」の購入が、2020年には3位、2021年には8位にまで下がっていることです。
マスクをした生活が続くなかで、口紅・グロスに対しては、「マスクで隠れてしまう」「マスクにつくのが気になる」といった気持ちがありそうです。
一方、3位の「アイブロウ」は2020年に2位に上昇し、2021年も2位をキープ!他にも、「アイシャドウ」「アイライナー」「マスカラ」といったアイメイクアイテムもこの2年で順位をあげています。
「マスクから見える」ことが順位を上げたいちばん大きな理由でしょう。アカデミーの調査(美容センサス2020年下期<美容意識・購買行動>)でも「メイクは目元だけ」(20代/正社員)「眉メイクを丁寧にする」(30代/正社員)など、<ノーメイクでも目元のメイクだけは手を抜かないと言った声もありました。
アイサロンではまつげパーマが流行
サロンでもメニュー利用に変化がおきています。2019年まで1位だった「まつげエクステンション(以下、まつげエクステ)」の利用が減少し、「まつげパーマ・カール(以下、まつげパーマ)」の利用が増加。
2021年には、「まつげパーマ」が「まつげエクステ」の利用を抜き、その差は2022年にますます開いています。
「まつげエクステ」「まつげパーマ」のメリット・デメリットは?
「まつげエクステ」は、自まつげに人工のまつげをグルーで接着させたもの。長さやボリュームを出すことが可能ですが、まつげが取れてくると、メンテナンスが必要です。またクレンジングなども指定があるため、お手入れにも気を遣いがち。
一方で、「まつげパーマ」は自まつげ以上の長さを出したりボリュームを出すことはできませんが、日常のお手入れは「まつげエクステ」ほど気を遣いません。
コロナ禍でサロンへの来店頻度が減少しているなかでは、定期的なまつげのメンテナンスが必要な「まつげエクステ」よりも「まつげパーマ」のほうが好まれる傾向が続いています。
「進化系まつげパーマ」の登場
また「進化系まつげパーマ」とも言われる「パリジェンヌラッシュリフト」など、「まつげエクステと併用できるまつげパーマ」も、「まつげパーマ人気」の大きな理由です。