ライバル店が面接で重視するのは⁉
【新卒&経験者】採用面接での重視点
今回はサロンへのアンケート結果を解説!新卒採用・経験者採用の面接でサロンが求職者に求めるものは?他サロンが重視するポイントを知り、自社の面接の見直しにもご活用ください!
※調査対象:ヘアサロン・ネイルサロン・アイビューティーサロン・リラクゼーションサロン・エステサロン
(ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)
新卒?経験者?サロンが採用したいのは?
ご自身のサロンで採用をされる場合について、あてはまるものは?
※対象(ヘア・ネイル・アイ・リラク・エステの各サロン)、単一回答/出典:サロンボードアンケート(2023年9月)
採用は経験者を希望するサロンが最も多いものの「新卒・経験者どちらでもよいので採用したい」が3割を超えました。特にネイル・リラク・エステでは、経験者採用に絞ることで、採用に時間がかかってしまうケースもあります。新卒(未経験者)にも枠を広げることで、採用期間が縮まることも実は多いです。
採用後にサロンでスタッフを育てるほうが、(経験者採用を待つよりも)結果としてサロンの売上拡大につながることもありますので、募集事項を再検討するのもよいかもしれません。
【新卒採用】面接の重視点は?
面接では、応募者のどんなところを知りたいですか?【新卒採用の場合】
※対象(ヘア・ネイル・アイ・リラク・エステの各サロン)、複数回答/出典:サロンボードアンケート(2023年9月)
1位は「コミュニケーション力(接客力)が高そうか」、2位は「自サロンの社風と合いそうか」、3位は「自サロンの方向性・ビジョンへの共感があるか」。トップ3には、即戦力となる技術力よりも、コミュニケーション力や自サロンへの適応力につながる項目がランクインしました。
3位の「自サロンの方向性・ビジョンへの共感があるか」と5位の「自サロンへの理解が高いか」については、応募者が事前にサロンのことをどのくらい調べているのか?を重視しているサロンが多いということでしょう。
自サロンを「分かっている」&「共感している」人に入社してもらえることで、入社後に「サロンの雰囲気とあわない」などを防ぐことにつながります。面接時において応募者のサロン理解ができているかどうか?をチェックする工夫は大切です。
ジャンル別にも見てみましょう。
ヘア、ネイル・アイ
※複数回答/出典:サロンボードアンケート(2023年9月)
ヘアとネイル・アイの1位も「コミュニケーション力(接客力)が高そうか」です。
ヘアでは、「スタッフとうまく馴染めそうか」が3位にランクイン。サロンの人間関係が退職理由につながりやすいため、採用の時点でしっかり見極めておきたいということでしょう。
一方、ネイル・アイは、「即戦力になる/自サロンで今後活躍できそうか」が2位にランクにしています。未経験者であっても、技術の伸びしろを期待する傾向が高そうです。面接では、自社の研修やトレーニングによって「すぐに現場に立てそうな人物かどうか」を見極めているのかもしれません。
リラク、エステ
※複数回答/出典:サロンボードアンケート(2023年9月)
エステとリラクの1位も「コミュニケーション力(接客力)が高そうか」です。リラク・エステは、「自サロンへの方向性・ビジョンへの共感があるか」が2位と3位にランクイン。高い技術はもちろんのこと、サロンがお客さまや社会に対してどんな価値を生み出したいのか?を考えられる人材であることを大切にしているのでしょう。