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美容サロン経営を学ぶならホットペッパービューティーアカデミー

2025/11/25

2025年7~9月の美容消費係数は2.94%
物価高でも底堅い美容消費

【美容消費係数】から読み解く美容トレンド!

美容消費係数は、家計に対する理美容の支出割合です。お客さまの「美容財布」を知ることで、サロンの打ち手につなげていきましょう!

【最新】2025年7-9月解説

1.美容消費係数の推移

2025年7~9月期の美容消費係数は 2.94%。前年同時期(2024年7~9月)からは 0.03ポイント低下とわずかに減少しました。一方で、前四半期(2025年4~6月)からは0.04ポイント上昇しています。

2. 景気動向指数(CI)との関係

2025年7~9月期の景気動向指数(CI一致指数)は113.8 となり、前年同時期(2024年7~9月)からは1.0ポイント低下しています。
前四半期比では、2.0ポイント低下し指数はゆるやかな弱含み傾向にあります。

一方で、美容消費係数は上昇していることから、美容関連支出は個人消費の中でも比較的底堅さが維持されていると読み取れます。

時系列グラフ(美容消費係数)

  • 1年推移
  • 5年推移
  • 10年推移

過去5年のトレンド(同時期比較)

美容消費係数の推移
過去5年の同時期を比較すると、美容消費係数は2.8~3.0%の範囲で安定推移しています。

景気動向指数(CI)の推移
過去5年間のCI一致指数は、2022年以降は114~116程度の比較的高い水準を保っています。2025年には 113.8 とやや弱含みしていますが、景気全体が大きく落ち込む兆しはみられず、国内消費の底堅さが続いています。

美容消費係数とCIの関係
美容消費係数は、CIの変動に対して小幅なブレで安定推移する特徴を持ちます。概ね 2.8~3.0% の範囲に収まり、景気の上下が美容支出へ与える影響は限定的です。理美容サービスが日常的な支出として定着していることがうかがえます。

【理美容】サービス・モノ消費額

2025年7~9月期の理美容サービスの消費額は3,090円で前年の 2,997円 から93円上昇しています。
一方で、直近の四半期(2025年4~6月:3,206円)からは 116円の減少となり、前四半期期には届ていません。
1年推移でみると、3千円前後の小幅な変動で安定推移しており、理美容サービスは景気や季節要因に左右されにくい日常支出として定着していることがうかがえます。
2025年7~9月期の理美容用品の消費額は 4,330円で、前年同期比+96円、前四半期比+146円の増加でした。
1年推移では全体的に 4,000円台前半を中心とした安定レンジの中で、緩やかな上昇傾向が見られます。特に2025年7~9月は、サービス支出に比べても「モノ消費」の上昇が強く、価格改定なども押し上げ要因になった可能性があります。

時系列グラフ(理美容サービス・モノ消費額)

  • 1年推移
  • 5年推移
  • 10年推移

理美容サービス支出は、この5年間で 2,600~3,100円の範囲で安定的に推移しています。全体として、サービスは 日常的な必需支出としてブレが小さく、緩やかな上昇基調が続いている点が特徴です。

一方、理美容用品の支出は、サービスに比べて 変動幅が大きいものの、長期的には上昇傾向にあります。モノは 新商品や価格動向に左右されやすく、年度ごとの伸びが出やすい消費領域といえます。

今後の展望

美容消費係数は2.7~2.9%台で安定しており、理美容サービスの支出も3,000円前後を維持しています。物価高の中でも、理美容サービスは日常的な必需性が高いため、大きく落ち込みにくい状況が続くと見込まれます。

一方、理美容用品は価格上昇の影響を受けやすい領域ですが、それでも4,000円台を維持し、セルフケア需要の高まりによって支出は下支えされています。物価高で単価が上がる分、金額ベースでは伸びやすい面もあります。

総じて、美容消費は「サービスの安定」と「モノの底堅い伸び」に支えられ、物価高の中での節約志向のある環境下でも緩やかな拡大が続いていくと考えられます。

美容消費係数の算出方法

美容消費係数(%)=
消費支出
×100

○出典 総務省「家計調査」より、「ホットペッパービューティーアカデミー」にてデータ編纂。
(※美容消費係数は「家計調査」を元に、独自算出)

【用語解説】美容消費係数とは?

ホットペッパービューティーアカデミーでは、美容消費(サロン消費+モノ消費)のトレンド見立てに、「美容消費係数」という指標を使っています。

「美容消費係数」とは、総務省が公開している「家計調査」から、「毎月の全世帯での消費支出」に対する「理美容サービス(サロン消費など)」+「理美容用品(化粧品などのモノ消費)」の消費支出割合をホットペッパービューティーアカデミーで独自に編纂した指標です。

つまり、「美容消費係数」は家計における美容消費シェアであり、この数字が上がっていれば、カスタマーの美容投資の優先順位が上がっているということが分かるのです。

文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    美容に関する消費者調査を、業界・社会に発信
    調査データから、美容サロンの「売上UPのヒント」を読み解いています!


    ■経営コンサルティングファームを経て、リクルート入社。ホットペッパービューティーの事業企画から2012年より現職。

    ■調査研究員として、「美容センサス」などの消費者調査や「研究員コラム」等での解説を担当。「美容センサスデータブック」「美容センサス動画」などデータのビジュアライゼーションに定評がある。

    ■セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ※メディア取材はコチラよりお問い合わせください。


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