コロナ禍で「目元」への関心が急増!アイブロウニーズの高まりやアイメイクの多様化
ホットペッパービューティーアカデミーで発表するデータを、研究員の解説や事例を交えながらご紹介するページです。
新型コロナウイルス感染症の流行(以降、「コロナと記載」)によりマスクが必須アイテムとなった今、マスクに隠れない「アイブロウ」「アイメイク」がその人の印象を決める重要な要素になっています。
今回はリクルートから2021年3月23日に発表した、「アイメイク・アイサロンに関する意識・実態調査」より、特に「アイメイク」に関心の高い20代に絞り、調査データから見えるコロナ禍での目元の重要性について解説します。
(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 岡本華奈子)
コロナ禍で各パーツのメイクが薄くなる中、「濃くなった」と回答した割合は「目元」が最も高い!
リモートワークの増加やマスク着用の日常化により、「メイクが薄くなっている」「化粧品が売れなくなった」というニュースを耳にした方もいるのではないでしょうか?
今回の調査結果では、アイメイク以外のメイクは「薄くなった」「コロナ以降使用をやめた」といった回答割合が半数近くを占めます。一方で、アイメイク・アイブロウは薄くなった割合は他メイク項目に比べて低く、逆に「濃くなった」と回答する割合が高いという結果となりました。
コロナ禍において、アイメイク・アイブロウが重要なパーツであることがうかがえます。
現在の(メイクをした時の)目元の状態を大調査!まつげエクステ・まつげパーマに変化?
次に、「現在の(メイクをした時の)目元」についてみていきます。
20代で最も割合が多いのは「マスカラ(黒・ブラウン)」。アイサロンメニューでは、「まつげエクステ」・「まつげパーマ」をしている人が同じ程度の割合でいることがわかりました。
その他、「マスカラ(カラー)」(※以下、カラーマスカラ)、「まつげエクステ(カラー)」(以下、カラーまつエク)実施割合は他の世代に比べ2倍以上高い結果となっています。カラーニーズについては後述しますが、まずはまつげエクステ・まつげパーマからみていきます。
カスタマーニーズを捉えたまつげエクステ商材の進化
まつげエクステと聞くと、「派手」「若い人向けのメニュー」といったイメージを持つ方も多いかもしれませんが、現在ではまつげエクステ商材が日々進化を遂げ、従来のものとは全く別物に変わってきています。
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その一つが「ツヤ」です。まつげエクステが提供され始めた2005年頃のシルクやミンクのエクステ素材は、ツヤツヤなコーティングがされていたため、「いかにもまつげエクステ!」という印象を与えるものになっていました。
ところが今は、マット加工がなされ、地まつげに近い自然な毛質に変化しています。
それ以外にも、従来よりも柔らかい素材の登場やフィットしやすい加工が施されるなど、より自然な付け心地になるよう商材が進化をしてきています。
地まつげのようなナチュラルさを保ちつつ、パッチリ目力両方をかなえられることから、今回の調査でも満足度が非常に高い結果に。
今後自然なボリュームアップを求める40代以上のオトナ女性世代にも広がっていくのではないでしょうか。
コロナ禍でアイサロン利用ニーズが高まる?