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10代後半に縮毛矯正ニーズが高い理由は?

15~19歳に縮毛矯正ニーズが高い理由をデータから考えていきましょう。

こちらは、15~19歳の「改善にお金をかけたいポイント」に対する「髪質」と「髪型」の比較です。「髪質」が2019年、2020年と増加しており、2021年には「髪型」を逆転しました。

「髪質改善」は、15~19歳の「利用してみたいメニュー」の1位(こちら)でもあります。

コロナ禍での「本質的美容」ニーズの高まりから、髪のうねりや広がりを改善したいという志向が強くなっているように感じます。

夏にかけて縮毛矯正のニーズは上昇。オトナ女性にも注目!

縮毛矯正は夏にかけてニーズが上昇するメニュー。夏の強い湿気で髪のうねりや広がりを抑えたいというニーズが高まる季節です。

「ホットペッパービューティー」の今年の「フリーワード検索ランキング」からも、その人気がうかがえます。特に「縮毛矯正」の検索は40代が他の年代よりも高いのが特徴的。年齢が上がると、髪のうねりがひどくなってきた、と感じる人が多いのかもしれません。

最近は、「酸性ストレート」など、薬剤・技術のバリエーションも広がり、髪質&縮毛を改善するメニューも人気です。縮毛のメニューも増えてきているので、価格・時間・仕上がりイメージなどをメニューやクーポンで分かりやすく伝えることがより重要になってきます。

EDITORIAL NOTE

今年の夏は、全国的に例年よりも暑い夏になりそうです。

このため例年以上に、湿気によるうねりや広がりを気にする人が増えてくるかもしれません。縮毛矯正のニーズが高まる兆しを感じます。

ターゲットにあったメニューやクーポンになっているのか?ターゲットの気になるワードがちゃんと組み込まれているのか?

そんなことを再度見直されても良いかもしれません。

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎寄稿・連載
    「ビューティ・インサイト」(WWD)、「数字で読む美容トレンド」(BEAUTOPIA)、「美容サロンの経営塾」(国際商業)、「美容トレンド最前線!」(ファッション販売)ほか
    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

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