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【ヘア】東京都は利用が二極化⁉

※女性20~39歳・単一回答
出典:「都道府県別20代・30代女性の美容意識・実態調査」

東京都の美容室の利用率(過去1年以内の美容室の利用率)は全国ワースト3の45位!1位の島根県と比べると、約10ポイントの差があります。つまり、東京都は1年以内の美容室利用者(=アクティブな美容室利用者)の客単価は高く、来店頻度(年間利用回数)も高いが、美容室自体を利用しない人のシェアも全国的に高い。

美容室の利用については2極化しているといえます。

【ヘア】 店販利用率、1位の都道府県は?

※女性20~39歳・単一回答(1年以内の美容室利用者)
出典:「都道府県別20代・30代女性の美容意識・実態調査」

店販購入率の1位は富山県、2位は三重県。富山県も三重県も客単価がトップ5にランクインしており、店販購入が客単価を引き上げていることが分かります。

トップ5の顔ぶれをみると、大都市のある都道府県ではなくローカルエリアが並んでいるのが特徴的。ローカルエリアでは、対面の販売チャネルは大都市に比べると限定されるため、美容室という「美容のプロがいる場」が、美容の販売チャネルとしてしての価値がより高いように見受けられます。

また、ローカルエリアでは「3世代で利用」するケースもあったり、美容室が「お客さま同士の情報交換の場(コミュニティ)」になっているようなケースもあり、美容室と顧客との接点・関係性が濃いのも店販購入に結び付くのかもしれません

後編は、アイ・ネイル・エステ・リラクの調査結果をご紹介!「あの都道府県」のサロン利用が増える理由を解説します。

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎寄稿・連載
    (2022年5月~2022年10月)「ビューティ・インサイト」(WWD)、以下連載中「数字で読む美容トレンド」(BEAUTOPIA)、「美容サロンの経営塾」(国際商業)、「美容トレンド最前線!」(ファッション販売)

    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

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