【後編】50代女性が消費のカギ?サロン選びの3つの「新基準」は?

前編の続きです。後半では「ヘア」の50代女性のマーケットチャンスと、50代女性のサロン選びの【新基準】について解説します。

【ヘア】女性の白髪の悩みは、50代がピーク

出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2023年下期<美容意識・購買行動編>」(2023年12月)

続いて【ヘア】の悩みを見ていきましょう。

40代から顕著に表れるのが「白髪の悩み」です。40代は30代の2倍以上のスコアで伸びており、50代でピークになります。興味深いのは、60代になるとスコアが悩みのスコアが下がること。「諦めてしまう」方が増えるのかもしれませんね。つまり50代は「対策への意向が最も高い年代」ととらえることができます。対策に対してお金を払う人が最も多いのです。

【ヘア】50代の「白髪ぼかし」の関心が急増!

出典:ホットペッパービューティー フリーワード検索ランキング(アプリ)50代女性データ

こちらのデータは50代女性の「ホットペッパービューティー」の「フリーワード検索ランキング(アプリ)」の結果ですが、「白髪ぼかし」の順位が2021年以降、急上昇しています!2022年にはトップ3にまで順位をあげ、2023年以降は1位を継続(同年4月の比較)しており、50代女性に非常に関心の高い施術であることが分かります。

白髪ぼかし(白髪ぼかしハイライト、とも言われます)とは、白髪を活かし周囲の髪をハイトーンカラーで染める施術。そうすることで、白髪が目立ちにくくなり自然な仕上がりになります。またハイトーンカラーを白髪の周囲の髪に使うことで、トレンド感のある仕上がりも可能な施術です。

ホットペッパービューティーアカデミーでは、これまで40代女性の「白髪ぼかし」についてコラム等で取り上げてきましたが(こちら)、悩みが最も大きい50代女性にも「白髪ぼかし」が急速に広がっていくのではないでしょうか。

白髪ぼかしに対する利用意向の高さは、「白髪のケアはしたい。でもおしゃれはしっかり楽しみたい。」といったニーズが背景にあります。さらに「白髪染めはすぐに根元が白くなるから、ケアが大変」といった白髪染めの不の解消にもつながっています。

白髪ぼかし例:

※下記3点は、「白髪・グレイヘアに関する意識調査2022」でご紹介した許諾画像

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スタイリスト 西川 まゆさん(無断転載禁止)


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