客単価×来店回数で分析!年代別の売上を伸ばすポイントは?【前編】(ヘア/エステ)
売上を上げるには、客単価をUPすればよい?それともリピートを増やし来店回数をUPする?どちらも大切で悩ましい問題です。今回は、「美容センサス2023年上期」(2023年6月発表)より、各ジャンル別に客単価と来店回数の分析を実施!年代別の売上UPのポイントをご紹介します。(ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)
目次
- 売上UPは、客単価?来店回数?【客単価×来店回数】売上UPのポートフォリオ
- ヘア分析
- エステ(フェイシャル)分析
- ※リラク、ネイル、アイは、後編で解説
売上UPは、客単価?来店回数?
ヘア(美容室)を例にみていきましょう。
【ヘア】1回あたり利用金額は?(年代別)
※女性15~69歳・1年以内の美容室利用者・実数回答
出典:「美容センサス2023年上期<美容室・理容室編>」
年代別の客単価(1回あたり利用金額)では、最も高額なのは30代の8,199円!30代は仕事でのキャリアアップ、結婚や出産、育児など人生に大きなイベントを迎える人も少なくありません。自分のイメージを変えたい、自分を最大級にキレイに見せたい、など美容に対しても「(いい意味での)欲」が出てくる年代かもしれませんね。
一方で来店回数(年間利用回数)はどうでしょうか?
年間利用回数は?(年代別)
※女性15~69歳・1年以内の美容室利用者・実数回答
出典:「美容センサス2023年上期<美容室・理容室編>」
最も来店回数が多いのは、60代。60代はパーマや白髪染めの利用が他の年代に比べて高いため、来店回数が増えるのでしょう。実は年間利用回数は、年代が高いほど多くなっているのです。
「客単価」と「来店回数」をどのように伸ばしていけば、売上は上がるのでしょうか?