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価格帯別による値上げの影響は?

※「1回あたりの費用は増えていない」と回答した人を除いて集計
出典:美容センサス2024年上期<美容室・理容室編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

実は、女性は価格帯によって結果が異なっています。高単価客ほど、利用金額が上がった理由を「値上げ」に挙げる人の割合は低いです。また、中・低単価客に比べて、「カラーやトリートメント、ヘッドスパにかける金額が増えた」割合が高い傾向にあります。

注目メニュー【女性】「縮毛矯正・ストレート」が、3年連続で増加!

※美容室利用者が対象 出典:美容センサス2024年上期<美容室・理容室編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

女性のメニュー利用率は前年から横ばいのものが多い中で、「縮毛矯正・ストレート」が前年から2.1ポイント増加しています!

※美容室利用者が対象 出典:美容センサス2024年上期<美容室・理容室編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

「縮毛矯正・ストレート」を時系列でみると、3年連続で増加! SNS等で ロングヘアが サラサラっとなびく「髪質改善のバックショット」の写真や動画が流行しており、ストレートヘアへの憧れが背景にあるのかもしれません。また40代以上のオトナ女性は、加齢による髪のうねりや癖を直したいというニーズもありそうです。

注目メニュー【男性】「パーマ」は4年連続で利用増加!

※美容室利用者が対象 出典:美容センサス2024年上期<美容室・理容室編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

男性の美容室でのメニュー利用率は、2位以下の「カラー」「パーマ」「トリートメント」「眉カット」がすべて前年から増加しており、男性の利用メニューが多様化していることが分かります。男性の美容の選択肢の広がりがうかがえますね。

※美容室利用者が対象 出典:美容センサス2024年上期<美容室・理容室編>(ホットペッパービューティーアカデミー)

また男性は、「パーマ」の利用率が2024年も増加しています。パーマはおしゃれ目的のみならず 「髪のボリューム」や「髪がうまくまとまらない」といった悩みの解消にもつながります。お客さまのニーズにあわせて、若年層にはデザイン性の高いパーマスタイル、社会人には身だしなみを整えるために利用できるナチュラルなパーマスタイルなどの提案も喜ばれそうです。ホットペッパービューティーのクーポンやメニューのキャッチや見出しも工夫してみましょう。

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    美容に関する消費者行動を調査・研究
    これまでに発表した美容関連の調査は200本以上


    ■経営コンサルティングファームを経て、リクルート入社。ホットペッパービューティーの事業企画から2012年より現職。

    ■調査研究員として、美容センサスなどの消費者調査や研究員コラム等での解説を担当。美容センサスデータブック数字で見る美容などデータのビジュアライゼーションに定評がある。

    ■セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ※メディア取材はコチラよりお問い合わせください。


    ◎寄稿・連載
    「数字で読む美容トレンド」(Beautopia)
    「ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中 公子氏が見る『アイビューティー業界』」(アイビューティージャーナル)
    「一橋ビジネスレビュー : 日本企業の人的資本経営 2023年 SUM.(71巻1号)」(共著/東洋経済)
    「美容トレンド最前線!」(ファッション販売/~2023年)
    「美容サロンの経営塾」(国際商業/全100回)、「ビューティ・インサイト」(WWD/全6回)

    ◎書籍(共著)
    「美容師が知っておきたい50の数字」(女性モード社)
    「美容師が知っておきたい54の真実」(女性モード社)
    「データで見るエステティックの今とこれから」(フレグランスジャーナル社)

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