1回あたりの利用金額、いちばん払う年代は?
1回あたりの利用金額は?
※1年以内のネイルサロン利用者 出典:美容センサス2024年上期<ネイルサロン編>(ホットペッパービューティーアカデミー)
女性は2024年は前年とほぼ横ばいの5,837円。男性は、前年から358円増加し、3,858円に!年代別に見てみましょう。
1回あたりの利用金額は?(年代別)
出典:美容センサス2024年上期<ネイルサロン編>(ホットペッパービューティーアカデミー)
人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計、以下WB)前n=30以下の年代は、斜体グレー表示。前年のみWB前n=30以下の場合は「増減率」のみ斜体グレー表示
年代別のデータを見ると、1回あたりの利用金額が最も高いのは15~19歳の女性で、次いで40代と50代の女性が続いています。特に40代と50代の女性は、前年に比べて利用金額が大幅に増加しています。
この世代の女性たちは、ジェルネイルに加えてネイルケアにも高い関心を持っているようです。さらに、爪をなるべく傷めない「ノンサンディング」ジェルや「一層削り」など、高単価な施術を選ぶ傾向が見られます。
この世代は、前回のコラム(こちら)でも紹介した「団塊ジュニア」世代にあたり、人口も多く非常に魅力的な市場です。ネイルケアの提案や、しばらくネイルサロンから離れていた方への「ネイルサロン復活」を促すこともチャンスがありそうです。オトナ女性向けのメニューやクーポンをホットペッパービューティーなどでしっかりと情報発信すると、より効果的でしょう。
一方、男性は15~19歳・20代~40代と、どの年代も利用金額が前年から大きく上昇しており、いずれも単価アップが実現していることが分かります。
年間利用回数が男女とも増加
年間利用回数は?
※1年以内のネイルサロン利用者
出典:美容センサス2024年上期<ネイルサロン編>(ホットペッパービューティーアカデミー)
年間利用回数は男女ともここ5年で最も多い数に!男女とも2年連続で増加しています。
年間利用回数は?(シェア)
※1年以内のネイルサロン利用者
出典:美容センサス2024年上期<ネイルサロン編>(ホットペッパービューティーアカデミー)
さらに回数別のシェアを見ると、女性は「12回以上」のシェアが2年連続で増加しており、来店頻度が1カ月に1回以上の女性が増えていることが分かります。また、男性は「4~5回」「6~11回」以上のシェアが2年連続で増加しており、こちらも2~3か月に1回以上の男性が増えています。
男女とも高頻度層のシェアが高まっており、逆に「年1回」のようなイベント利用のシェアが下がっています。その結果が年間利用回数の増加につながるのです。