世代による価値観の違い:「数」か「質」か
写真で重視する点、年代による違いは?
※15〜49歳
出典:美容サロン利用に関する調査(複数回答)(ホットペッパービューティーアカデミー)
続いて写真に関する重視点で年代ごとに違いはあるのかを調べてみました。大きな差がついた点をグラフにまとめています。
「数の多さ」は10代や20代、「スタイルやデザインの豊富さ」は10代の若年層が重視しやすい傾向にあります。一方、40代では「自分の好みとの一致」を重要だと考える人が顕著に多くなることが見てとれます。
おそらく、若年層ではまだ「自分のスタイルはこれ」といったものが確立されておらず、それよりもむしろ、新しいことやさまざまなスタイルに挑戦して自分らしさを探している状況にある人も多いのではないでしょうか。そのため、スタイルの豊富さなど「数」に魅力を感じる傾向にあると考えられます。
一方、年代が上がると自分の好みがよりはっきりとしてきて、自己のスタイルも確立されてくることから、色々なことを試せるよりは決まったものを高クオリティで実現できることに重きを置く人が多いと思われます。よって、しっかりと自分の好みのスタイルに一致していることがより重要になってきます。
「施術前後の比較ができる」を重要視するかどうかの差にも同様の理由がありそうです。
若年層は初めての何かを試したり、トレンドを追いかけている結果として、施術の「前後比較」にはさほど興味がないのかもしれません。逆に30代以上では美容に関する経験も豊富なことから、しっかりとお金をかけて明確な効果を実感したいと考える傾向にあるといえます。
メインのお客さまが若年層ならば、ホットペッパービューティーのスタイル写真でもできるだけさまざまなタイプの写真を掲載する、オトナ女性をターゲットにしたい場合、とにかく質へのこだわりを追求してみるなど、方針を決めて写真の更新に取り組んでみてください。
サロンのターゲットをしっかりと見極め、重視するポイントにあった写真を掲載することでお客さまの心をしっかりとつかんでいきましょう。