Z世代はヘアスタイルよりも、髪質改善!?10代後半にも「本質的美容」の広がり!

ホットペッパービューティーアカデミーが発表するデータを研究員の解説や事例を交えながら、ご紹介するページです。

今回は2021年12月に発表した「美容センサス2021年下期」から、Z世代(今回の記事では、15~19歳)の価値意識の変化について解説します。

(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

Z世代は、「モテ」よりも「自分のために」美容投資

まず「美容に対してお金や時間をかけたい理由」について。

コロナ前後と比較して、「その気持ちが強くなった」ものを見ると、「自分に自信を持ちたい」や「自分のためにきれいになりたい」など、「自分のために」というワードが上位にあがっています

一方「その気持ちが弱くなった」ものを見ると、「モテたい・褒められたい」、「嫌われたくない」、「周りから認められたい・浮きたくない」と、「他者からの見られ方」を意識したワードが上位に入っています。

周りからどう見られるか?を非常に意識していると言われていたZ世代ですが、コロナ禍で他者との対面の接点が減り、自分ひとりで過ごす時間も増えています。これまでの価値意識が変化し、「自分がどうありたいか」を考えるようになってきたのかもしれません。

Z世代の本質志向の高まり!?基礎化粧品購入率がアップ

次に、Z世代の「基礎化粧品」の購入率を見てみましょう。

「パック・フェイスマスク」や「化粧水」、「アイケア」などここ3年で購入率が増加しているアイテムが見られます。

保湿系のアイテムが多いのも、マスクによる乾燥が増えているのかもしれません。また「アイケア」はコロナ禍で目元周りのメイクが重視されているため、ケアもしっかりしたいという影響もありそうです。