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2024/05/22

家計に対する美容消費のシェアは拡大傾向【美容消費係数】2024年1月~3月


【美容消費係数】から読み解く美容トレンド!

美容消費係数は、家計に対する理美容の支出割合です。お客さまの「美容財布」を知ることで、サロンの打ち手につなげていきましょう!

【用語解説】美容消費係数とは?

ホットペッパービューティーアカデミーでは、美容消費(サロン消費+モノ消費)のトレンド見立てに、「美容消費係数」という指標を使っています。

「美容消費係数」とは、総務省が公開している「家計調査」から、「毎月の全世帯での消費支出」に対する「理美容サービス(サロン消費など)」+「理美容用品(化粧品などのモノ消費)」の消費支出割合をホットペッパービューティーアカデミーで独自に編纂した指標です。

つまり、「美容消費係数」は家計における美容消費シェアであり、この数字が上がっていれば、カスタマーの美容投資の優先順位が上がっているということが分かるのです。

【最新】2024年1-3月解説

【2024年 1-3月解説】

2024年1-3月は2.93%。前年同時期と比較して、+0.28ポイント増加。これまでの平均2.5%~2.6%に対して大きく増加しています。

一方、景気動向指数は前年同時期と比較すると、1.3ポイント減少しています。美容消費は景気変動と連動せず上昇していることが分かります。

「理美容サービス」の家計でのシェアが上昇する理由には
・高単価メニュー(ハイトーンカラー、トリートメントなど)の利用増
・エステなどの美容室以外のサービスの利用増
・男性の美容室消費の増加(メンズパーマなど)
等により、美容への投資が従来よりも増加している影響があるでしょう。

時系列グラフ(美容消費係数)

  • 1年推移
  • 5年推移
  • 10年推移

【理美容】サービス・モノ消費額

前年比328円増、前四半期比258円減。同時期では過去10年でも最高。

前年比438円増。前四半期比459円減。同時期では過去10年でも最高。

時系列グラフ(理美容サービス・モノ消費額)

  • 1年推移
  • 5年推移
  • 10年推移

美容消費係数の算出方法

美容消費係数(%)=
消費支出
×100

○出典 総務省「家計調査」より、「ホットペッパービューティーアカデミー」にてデータ編纂。
(※美容消費係数は「家計調査」を元に、独自算出)

調査データはこちら

文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    美容に関する消費者調査を、業界・社会に発信
    調査データから、美容サロンの「売上UPのヒント」を読み解いています!


    ■経営コンサルティングファームを経て、リクルート入社。ホットペッパービューティーの事業企画から2012年より現職。

    ■調査研究員として、「美容センサス」などの消費者調査や「研究員コラム」等での解説を担当。「美容センサスデータブック」「美容センサス動画」などデータのビジュアライゼーションに定評がある。

    ■セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ※メディア取材はコチラよりお問い合わせください。


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