【2026年1月~3月】美容消費係数は2.81%。モノへの支出は前年比プラスで底堅く推移するも、サービスは減少傾向へ
【美容消費係数】から読み解く美容トレンド!
美容消費係数は、家計に対する理美容の支出割合です。お客さまの「美容財布」を知ることで、サロンの打ち手につなげていきましょう!
【最新】2026年1月-3月解説

前年比+0.04ポイント(pt)と上昇するも、需要期の前四半期からは落ち着く結果に
2026年1月~3月の美容消費係数(家計の支出に対する理美容費用の割合)は、2.81%となりました。
前年同期(2025年1月~3月:2.77%)との比較では+0.04ポイントの上昇となったものの、年末の需要期にあたる前四半期(2025年10月~12月:2.97%)との比較では-0.16ポイントの低下となっています。
一方、景気動向指数(CI一致指数、2020年=100)は「116.9」となり、前四半期の「114.9」から上昇を示しており、美容消費係数とは逆のトレンドになっています。
時系列グラフ(美容消費係数)
- 1年推移
- 5年推移
- 10年推移
過去5年のトレンド(同時期比較)
過去5年間(2022年~2026年)の美容消費係数の推移をみると、2.6%~3.1%の間を四半期ごとに上下しながら推移する、一定の季節変動トレンドがみられます。
2022年当初の2.57%から、2023年にかけては一時3.1%超えまで上昇。その後、2023年末から2024年初頭にかけて大きく落ち込む局面もありましたが、全体としては緩やかな底上げ傾向が続いています。
直近の2.81%という数値は、前四半期の高い水準(2.97%)からは低下したものの、過去5年の同時期の値と比較すると、中位~やや高めの水準を維持しています。
【理美容】サービス・モノ消費額
サービス
理美容サービスとは?
前年比・前四半期比ともに減少
理美容費用の内訳のうち、「サービス(理美容サービス)」への支出は2,979円となりました。 前年同期(2025年1月~3月:3,076円)との比較では97円の減少、前四半期(2025年10月~12月:3,165円)との比較でも186円の減少となっています。前年比・前四半期比ともにマイナスとなっています。
モノ
理美容用品とは?
季節変動による前四半期比減も、前年比では174円の増加を維持
一方、「モノ(理美容用品)」への支出は4,223円でした。
季節的要因から消費が大きく伸びる前四半期(4,776円)との比較では553円の減少となったものの、前年同期(2025年1月~3月:4,049円)との比較では174円の増加となっています。前四半期比での減少は季節性による一時的なものといえ、前年比ではプラスを維持し、底堅い推移となっています。
時系列グラフ(理美容サービス・モノ消費額)
- 1年推移
- 5年推移
- 10年推移
過去5年のトレンド(サービス・モノ同時期比較)
「モノ」は、2022年当初の3,479円から、2023年後半に4,500円超、2025年末には4,776円へと、一進一退を繰り返しながらも中長期的には右肩上がりのトレンドを描いています。
これに対して「サービス」は、2023年10月~12月に3,300円超を記録したのをピークに、その後は3,000円台前半での横ばい、あるいは緩やかな微減傾向が続いています。直近の2,979円は過去5年間の中でも低い水準に位置しており、「モノ」の好調さに対して、「サービス」の伸び悩みという、二極化のトレンドがうかがえる結果になっています。
今後の美容消費の展望
景気動向指数(CI一致指数)が116.9へと上昇している一方で、美容消費係数が前四半期から低下した背景には、「モノ」と「サービス」における消費行動の違いがあります。
「モノ(理美容用品)」に関しては、物価高に伴う製品単価の上昇や、店販・ホームケアへの美容投資意識の高さが支えとなり、今後も底堅く推移することが予想されます。
一方で「サービス(理美容サービス)」の落ち込みは、生活防衛意識によるサロン利用サイクルの長期化や、施術メニューの絞り込みなどが影響している可能性が考えられます。
今後は、物価高の影響による節約志向がどこまでサロン利用の頻度や客単価に影響されるかがポイントとなり得るでしょう。引き続き好調な「モノ」の需要をいかに「サービス(サロン来店)」へとつなげていくかが、今後の美容消費拡大の鍵となります。
美容消費係数の算出方法
○出典 総務省「家計調査」より、「ホットペッパービューティーアカデミー」にてデータ編纂。
(※美容消費係数は「家計調査」を元に、独自算出)

ホットペッパービューティーアカデミーでは、美容消費(サロン消費+モノ消費)のトレンド見立てに、「美容消費係数」という指標を使っています。








